第20話自分は何人いるの?
あの女は誰??私とそっくり
大きな声を出したにも関わらず3人は気づかないみたいで楽しそうに話をしていた。
洋子はいったん自分の部屋に戻り考えていた。
何だこの家は??私がもう一人いる
家族3人で楽しく暮らしている・・・・
あ!ちょっと待てよ。この部屋にいたらあの別人洋子が来るはず
そう思ってクローゼットの中に隠れた
クローゼットは空気の取り入れ口があるのでそこから部屋を覗くことが出来た
しばらくすると、別人洋子が入ってきた
別人洋子はベットに寝ころびCDのスイッチを入れ音楽を聴いていた
その音楽は洋子もよく聴く音楽だった
暫く観察していると私自身と別人洋子はかなりにていた。
殆ど見分けがつかない位だ。
思い切って外に出て別人洋子に聞いてみようと思ったが、どうも足が動かない。
怖さもあったが、突然自分と同じ人間が目の前にして何を話したらいいかもわからなかった。
クローゼットにどのくらいいたのだろうか?
別人洋子が部屋を出て行ったので慌てて納戸に戻り自分の部屋に戻った
洋子はどうしようか考えていた
なぜあそこに私の家族がいるのか??そして私は一体だれなのか??
私は本当に死んだのか?
両親とは会えないのか?
色々考えると頭がボーとしてきて思考回路が止まってしまいそうだった。
あ~~~~と大きな声を出して頭を掻きむしった。
「明日、また行ってみよう」それしかない
何も解決はしない。
どうしてこんなことになってしまったのだろう
それをはっきりさせたかった。
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