種まく君へ

あちらに青い花 こちらに白い花

次から次へ 一つ一つ

種をまいては離れる私を

移り気だって飽き性だって

君は言ったね


手のじょうろと空の太陽で

じっくり一つ 種を育ててごらんって


分かってないのは君の方


芽は出たいときに出るし

花は咲きたいときに咲く

私が見つめる必要なんて

どこにも無いんじゃない


大丈夫分かってる

土が乾いてしまったら水をやるし

照りすぎた太陽には傘をかけるよ

見つめてはいないけど

いつだって気にしてる


だから大丈夫

君がずっと私を見つめてなくたって

大丈夫

私は一人でも歩いていけるよ

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