pixivに登録したい!(2021年3月)
noteなど他サービスと連動した何かがあることを期待して、とりあえず大手のpixivでアカウントを作ってみることにした。
(このエピソードに書いてある情報は2021年3月時点のものです)
pixivに登録しようとすると、まだアカウントを持ってもいないのにpixivのページに私へのオススメが表示された。閲覧履歴とか残っているのだろうか。
どういう作りになっているか知らないが、「あなたへのオススメ」的なのが的確なサイトはすごいなぁ。
早速「アカウントを作成」を押し、利用規約やらプライバシーポリシーを確認する。
まずスクロールして利用規約の長さを確認。老舗だけあってものすごく長い。
pixivには共通規約と個別規約というのがあるらしい。共通規約というのが大体のルール、個別規約が各サービスごとのルールのようだ。
各サービスというのが「pixiv・pixivFANBOX・pixivコミック・pixivノベル・ピクシブ文芸・BOOTH・pixivFACTORY・pixiv Sketch・pixiv Sketch LIVE・VRoid Studio・VRoid Hub・VRoid SDK・VRoid モバイル・ピクシブ百科事典・pixivision・sensei」だそうだ。
各サービスごとに個別規約とかガイドラインとかリンクが並んでいて、共通規約だけでも長いのにもっとすごそうなことになっている。読むだけで1年くらいかかりそう……。
そもそもpixivのことが分からないのに個別規約だなんだと今読んでも分からない気がするが、とりあえず個別規約のリンクを順番に押して読んでみる。すると今読んでいた利用規約のページの下の方に飛んだ。
規約は1つのページに全部書いてあるのであって別ページに飛ぶ訳じゃないらしい。じゃあリンクは無視して順番に読んでいけばいいや。
*
pixivの規約では、しきりに「著作権を侵害するな」と書いてあった。
でもpixivといえばアニメやゲームのキャラクターとかのイラストじゃなかったっけ……。新参者がオリキャラの絵を投稿してもほとんど見られないって誰かが言ってたような。
pixivは投稿された情報が正しいことや問題がないことを保証しない、といったこともたくさん書いてある。
要するにグレーゾーンで成り立っている感じなのだろうか。pixiv的には著作権侵害はいけないってこれだけ書いたんだし、投稿するのは勝手だけど訴えられたら自分でなんとかしてください的な。
ブログだって他人の著作物(本とかテレビ番組とかゲームとか)の話が多いし、意外なことが実は著作権違反だったりするけど、日常の中で何を見たとか何をしたとか書いてこそのブログという気がするもんなぁ……。グレーゾーン云々も誰かが言ってた気がするけど。
利用規約の内容も著作権があるはずなので、ここで書きすぎるのはグレーゾーン……いやもっと危ないかも。
さて、できたてのサイトやあまり規模が大きくないサービスの利用規約はスッキリしていてわりとすぐ読み切れたけど、pixivのはやっぱり長い。しかもなんか「それさっきも聞いたぞ」的な話が何度も出てくる。念押しなのか微妙に違うシチュエーションについて言っているのか。
全体的に「ユーザーが何を投稿しているかは知ったこっちゃないし、こちらが投稿内容を管理訂正する義務もない。あとトラブルになっても知ったこっちゃない」という雰囲気だが、「著作権侵害された方はご連絡ください」という表記はある。
あとどうでも良いけど利用規約のようなちゃんとした文章にもたまに誤字・誤表記があったりして見つけると楽しい。
そして利用規約には他サイトの利用規約でも見たような文面が存在する。ルールとか法律には詳しくないけど、テンプレート的なのがあるのかな?
pixivでは投稿情報のうち一部の作品のタイトル、キャプション(説明文)または作品の本文について、ユーザーから翻訳文を募集する機能が設定されているとのことだ。翻訳ユーザーになるのに資格などはいらないそう。つまりどんな翻訳をいただくか分からないので、翻訳文について悪質だと判断した場合、作品投稿ユーザーは翻訳文を投稿した翻訳ユーザーをブロックし、翻訳文投稿直前の内容に戻すことができるということだ。
それってつまり、自分で翻訳するほどの力はなくても、いただいた翻訳文の内容を把握できるだけの力は持っていないといけないということか……。
自動翻訳機能というのも場合によっては使えるらしいが、自動翻訳機能に関して、翻訳文の正確性、妥当性、特定の目的への適合性その他一切の事項について保証しませんと書いてある。自己の責任において翻訳文を参照し使用するものとのことだ。どのみち翻訳文は読めないといけないらしい。
pixiv内の広告とかリンクとかを押した先のサイトの安全性は保証しないからユーザーは自分の判断と責任で外部サイトを利用してください、といったことも書いてある。
どこにでも怪しい広告は表示されるからなぁ……。気をつけないといけない。
「附則」と「改訂」の項目ではpixivの歴史が垣間見えた。
そしてやっとpixivの共通規約(?)が終わり、その下はプライバシーポリシーになっていた。確認すべきことは1つのページに全部入っているらしい。
プライバシーポリシーには、pixivのサービス利用時に「インターネットドメイン名、IPアドレス、サイト内検索のクエリ情報、その他本サービスの利用に関する情報」や「ユーザーの本サービス利用に関するクッキーその他行動履歴」を取得すると書いてあった。
それでアカウントも持っていないのに行動を記録されていたようだ。
情報は新サービス開発のためにも役立ててくれるという。新サービス追加するなら是非、広告収入によるPVごとの報酬システムをお願いしたい……。
しばらく読み進めると、「SketchLIVE」では銀行口座情報を取得し、リワードによる振込時にリワードを現金として指定口座に振り込むために口座情報を利用するという旨の表記があった。
リワード? 報酬システムに近そうなワードが出てきた。ファンボックスやBOOTH以外はまだ聞いたことがないが(ファンボックスとBOOTHが何かも知らない)、リワードってなんだ。
検索してみると、「リワードは、クリエイターがピクシブ提供サービスへコンテンツを投稿した際に、そのコンテンツの評価(感動・盛り上がり・影響の度合い など)に応じて、ピクシブからお支払いする報奨金です。
『リワードの受け取りに関する規約』に同意し、エール機能をONにしてライブ配信を行うことで、リワードの受け取りを開始できます。毎月、投稿されたコンテンツのアクセス数やリアクション数などの情報を元に評価を算出し、リワードの金額を決定します。 」と書いてある。
つまりアレだろうか……SketchLIVEというワードからして、絵の上手い人が絵を描く様子をライブ配信して報酬を得る的な?
それなら私には関係なさそう。しかしこのようなシステムがあるなら、そのうち色んなことに報酬システムが付くのではないかと期待してしまう。
「海外からのアクセス」という項目には「本サービスの利用、管理、運用方法および掲載内容が違法または不適切とされる国または地域からの本サービスへのアクセスはご遠慮ください。」と書いてあった。
国によってはpixivの在り方が違法になる可能性もあるということか。確かにちょっと刺激的な絵とかも投稿されている(そこの話かどうか分からないけど)。海外旅行した際はインターネットの使い方に気をつけないといけないのかな。
それからpixivはGoogle Analyticsなどを使ってサービスの利用状況を分析しているらしい。
Google Analyticsといえば、小説投稿サイトやアフィリエイトブログでアクセス数を調べるのに使うやつか。私は使ったことないけどよく名前を聞く。個人だけでなく企業もGoogle Analyticsでアクセス数とかを調べるんだな。
この項目の下にはご丁寧に、pixivが利用している外部サービスの利用規約やプライバシーポリシーへのリンクが並んでいる。しかし、永遠に続きそうなpixivの利用規約を読むだけでもう手一杯だ。ということでスルーした。
ユーザーの行動履歴はpixivに分析されターゲティング広告の配信に使用される場合もあるそうだ。ターゲティング広告とは、ユーザーが過去に閲覧したWebページやユーザーの登録情報などを基にして、ユーザーが求めていそうな広告をピンポイントで出してくるものらしい。
ターゲティング広告でウェブ検索すると関連ワードで「気持ち悪い」と出てくる。たぶんみんなターゲティング広告を目にして「えっ、なんで私の趣味知ってるの? 誰かに見張られてる?」などとゾッとしたことがあるのだろう。
そんなターゲティング広告やらGoogle Analyticsやらはpixiv上では無効化してもらえるらしい。無効化の方法についてはリンクが貼ってある。
クッキーや広告識別子等の使用を許可するかどうかについてもユーザーが設定できるけど、設定をいじったらサービスの一部が利用できなくなるかもしれません的なことが書いてある。
あとpixivは、フォームへ投稿されるスパムなどからサービスを守るために「reCAPTCHA Enterprise」というものを使っているらしい。投稿者が人間なのかロボットなのかを判定するサービスで、このサービスのためにもデータは収集されているそう。
なんかすごい、SFみたい。機械オンチには映画みたいな想像しかできない。よく分からないのでとりあえず変なところいじらないように気をつけようと思う。
プライバシーポリシーが終わると次は「登録商標のガイドライン」の項目だ。
冒頭に「ピクシブ株式会社は、pixivでの作品(イラスト・漫画・小説)の発表と、そこから生まれるpixiv独自の『作品を介したコミュニケーション』を大切にしています。」といった経営理念的なものが書いてある。
へー、企業理念みたいなものって利用規約の途中で出てくるんだ、と思いながら先へ進む。
するとこの項目には「pixiv」という言葉に対する細かいルールが書いてあった。特にpixivのロゴに関しては使い方が厳密に決められているらしい。
pixivというワードに関しても厳密なルールがあるようなので、この投稿文章も危ないかもしれない。
この文章が該当しそうな項目といえば「出版物、イベント、各種WEBサービス等でpixivについて紹介する場合」の部分。
「サービス名『pixiv』/会社名『ピクシブ』と正しい表記、表現をお願いします。当社や当社サービスについて不正確な内容の発言を行うことは禁止します。」と書いてある。
嘘はついていないので大丈夫かと思うが、ここまで個人の見解や要望・希望等入れつつ書いているのでやっぱり危ういかもしれない。pixivさんに怒られないことを願う。
「pixivの利用をより便利にするアプリケーションやサービスについて、開発を行われる方は以下の内容をお守りください。」と書かれた、アプリ開発者向けの注意事項もある。
『pixiv プラットフォームを利用して開発したアプリケーションである』という主旨の説明を表記した場合の利用は通常問題ありません、とのことだ。関連アプリの開発は自由ってなんかすごいな。
そのあとはpixivポイントについて書かれていた。購入制のポイントらしい。たぶん私には関係ないかな。
……ここまで読んでもまだ利用規約ページの半分にも達していない……。
(次回へ続く)
*
このページに書いてある内容は2021年3月時点のものです。
利用規約はそのうちまた改定されると思います。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます