僕らの日常は、悪霊なしには語れない(賞に応募している為、2月下旬まで後半を非公開にします)

作者 相枝静花

謎に次ぐ謎、油断した時に唐突に訪れる恐怖の波!

  • ★★★ Excellent!!!

 物語の基本的な背景としては、占い師から余命あと〇日との宣告を受けた主人公『進』の、彼が経験することになる不思議な……主にホラー的な怪奇現象の体験話となります。

 主人公である『進』は何か特別な力があるわけでも、別段尖った性格をしているわけでもなく、ごく普通の学生です。

 ですがそんな男が、いきなり間もなく死ぬことになると言われ、また彼には守護霊がなく、悪霊を呼び寄せる体質であることがわかります。

 なぜ彼が死ぬことになるのか? 守護霊がなくなった理由は? 

 そのように次々と積まれていく謎の山に、摩訶不思議な、いかにもミステリアスな人物たちが着々と登場してきます。

 いったいその人たちの正体は何なのか、そしてどんな思惑を持って行動しているのかなど……謎が一つ解消されれば、また新たな謎が二つ追加されて、知らずのうちに話の中に入り込んでいきます。

 そして油断している時、ちょっと緊張の糸が切れた時には必ず襲ってくる霊の襲来――。

 そんなぞっとする感覚と、謎めいた不思議なホラーの話がお好みの方なら、楽しく読み進めることができる話だと思います。

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