九月七日

・還暦 満六十歳のこと。 age sixty

・抑止 抑えとどめること。 ban

・なけなし 少ししかないこと。 almost nothing

・裏打ち 物事をいっそう確かにすること。 proof

・反旗を翻す 反逆する。 revolt

・ぞっとしない あまり感心しない。 not very appealing

・好敵手 よいライバル。 rival

・転身 職業などを変えること。 change position

・可及的 できるだけ。 as much as possible

・他律 他人の意志、命令などによって行動をすること。 heteronomy

・誠心 偽りのない心。 sincerity

・軽挙妄動 深く考えずに、軽々しく行動すること。 behave carelessly

・レジェナ 要約。報告や演説などで、その内容を手みじかにまとめてしめしたもの。 resune

・窮すれば通じる 最悪の事態に陥ってどうにもならなくなると、かえって道が開けるだということ。 When thing are at the worst, they will

mend.


高校生の俺が今から遥か未来の還暦を迎える頃、その時の「自分」という人間はどんな道標に従って生きてきたのだろうか。


なけなしの心に沈殿した毒が周囲の影響や、感性の変質によって誠心へと解毒され、とても痛快で気持ちの良い人間性を確立しているのか。


他律的な姿勢を放棄し、軽挙妄動を戒め、何一つフェイカー気取りではない人生の中で到達すると予測される「我」の確固たる極致へと可及的近くに誘われているのだろうか。


俺が何を言いたいかというと、人生の「裏打ちの道標」が欲しいのだ。

あるタイミングで腹を割って勉学や運動を共に切磋琢磨できる好敵手と出会ったり、あるタイミングで何かの物事や情動を抑止したり転身することで、人生をより豊かなルートに導いたりするなどの確証性が欲しい。


もっと細かく言えば、語彙に少し反しているかもしれないが、俺は乱雑な人生のレジェメが欲しい。事象によってどのような感情を感じるのかなどの知っていてつまらないものではなく、「○○すれば良いことが起きるよ!」とかいう予言のようなもの。


窮すれば通じるという概念を不完全でリスキーなものとして頭の中から完全に除外し、理想だが安心安全で順風満帆な人生を送るのがやはり一番なのではないだろうか。


でも、結局はそれが一番面白くないのは理解している。


もし、ここに不老不死で全知全能になれる薬があるとします!リスクは何もありません!という薬があり、自分がその効果の真偽を自覚しているとするなら、真でも偽でも俺は即投げ捨てるか、富士山の頂上に埋めに行くだろう。


死ぬから人生面白いのだと思う。


厳密には、絶対的な終わりがあり、その終焉が今までの仮象を虚無に還していくからいい。


世の中生き地獄だ、逆に天国だって様々な人が言うけど、


自殺は許されない大罪だが、結局のところ死ぬまでの過程がどれ程辛くても幸せなことで、死んだ後ももっと楽しいんじゃあないのかと時々思う。


相当俺の倫理観が瓦解しているのかしていないのかは分からない。

でもまぁ、皆そんなぞっとしないんじゃあないのか?


何故なら、究極の未知に圧倒されているのだろうから。


これが偏見なんだよなぁ...





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