第18話 案外人生なんて立派なもんじゃない
ぼくらはきっと幻想を見ている
間違いのない選択をすればしあわせになれると
いい会社がしあわせをうむとか
肩書がしあわせを呼ぶとか
約束された永久のしあわせなどないのにね
だけど皮肉なわけじゃないさ
いくら先のことを考えたってわからないものはわからないさ
だけど今は今のことを考えてあげなきゃ
今の君の気持ちはどこにいけばいいの?
もっと気楽になればいいとおもった
1日をかけてひとつのことやったっていいさ
ひとつは確実に前に進んだね いい調子
1つのことしかできないなんて
1つでも自分のできることはあるじゃない 素敵な芽だね
なにもないなんて君は不思議なことをいうの
なにもないなら君は僕に見えないし
なにもないって伝える声も言葉も知らない
名前だってきっと
案外人生なんて立派なもんじゃない
どうにかなるときはどうにかなるし
どうにもならないときはどうにもならないさ
それは君が悪いわけでもないから
ただ海面を流れるままに漂うように
たまに行きたい方を見つけたら泳いでみるといい
そんなかんじでいいのだ
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