第340話 ダンの決意!

「僕は、これまで

神に祈ってこなかった・・・


しかし今!

無性に祈りたい気分なんだ!

なぜだろうか?」


「それは、神が

この子の 新しい命の誕生を 

喜んで下さっているからだ!」


「僕が父親としても・・

神が喜んでくださる?


僕は決して 裕福ではない!

貧しい農家であり

明日食べるのも厳しく 必死な状況なのだ・・


しかし・・きっと大丈夫!

不思議とそのような気がしてならない・・


僕は君たちを 

決して飢えさせない!

約束するから!」

ダンは固く決意をするのであった


「ありがとう!ダン!

心強いわ!

それから これはあなたへの贈り物よ!


もし本当に困った時に

これをお金にかえて

生活費の足しにして欲しい!」


ソルナはダンに

袋に入った石と手紙を渡した


「これは?」


「まだ開けないで!

私の身に 何か起こった時

あけて目を通してください!」


(何か起こる?って

どういう事だ?

ソルナはさっきからの言動が・・どうも気になる・・

でも 出産直後で疲れているからだろう?

今は・・・・そっとしておこう・・)


「ダン!

少し疲れたの・・・眠りたいわ」

ソルナは静かに眠りについた



その晩ダンは

不思議な夢を見た・・

そこには成長した

可憐な少女が立っており

天から声が聞こえ 少女を祝福した!


『我が子よ!

私は お前を愛している!

これから全世界に出て行き

多くの失われた魂を救い

神に立ち返らせなさい!

お前は人類の希望の光となるのだ!!』


そして少女は

ダンに向き直り

優しく微笑むのであった


ダンの心は深い平安に

包まれていくのであった

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