第313話 カウントダウン3日目「カルメ山の戦い」①

カウントダウン3日目


先の「金の牛」の像を拝み

魔王を崇拝する民が

各地で起こされていた!


スンツヴァル王都民は

アポリュオンに救出され

正気に戻る事ができたが・・


ギルデロイ王都

アーサー国王都は

数えきれない民が堕落し始めた


元々ギルデロイ王都の民は

悪に生きる事を好み

神に背を向けて歩む事を

自ら望んだ者達であった!


王都全体も

カール皇帝が改心し

弟である白髪じいサイカ議長中心に

国を建て直しつつあったが


「赤い星」の闇組織が

根強く勢力を伸ばしていたのだ

人々は神を求めず

自分勝手な人生を歩んでおり

市街地には麻薬の密輸や

人身売買がおこなわれ

女子供の扱いは奴隷以下であった


「俺たちは

神を信じない!


神がいたら

何故この国はここまで

堕落してるんだ?


葵巫女が王を

改心させたようだが

この国は何も変わってはいない!

リヴァイ軍団長がいなくなり

さらに無法状態が続き・・前以上に荒んでいる!

この国に 俺達の未来はない!


この世はもう終わりというではないか!

それなら残された時間

俺たちは好き勝手に生きるぞ!

人生は楽しんでこそ、人生なのだ!!」


そんな彼らに対して

ベルゼブルの使者達は

容易に取り入り

彼らを支配する事ができた!


「お前達が

起源の存在:神を信じないで

魔王ルシフェル様を信じ拝むなら

我々はお前達が望む

快楽という快楽を

好きなだけ与えてやるぞ!!

我らのアジトがあるカルメ山には

最高の楽園が待っているのだ!!」


5000人を超える

ギルデロイ王都の民達が

ベルゼブルの使者に誘導され

カルメ山に集結した!


すると彼らを待ち伏せしていた

妖精族の守護者である

ナミ商会のナミと

執事ソルカがいた!


彼らは現代存在する

妖精族の加護者の中で

アポリュオンに次ぐ実力者である!


以前葵巫女と行動を共にしていた時

巫女覇気を受け、勇者の力を

手にいれていたのだった!

彼らは明らかに成長していた!


「さぁ!

ベルゼブルの使者達よ!

我々と勝負しようではないか!


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