第312話 アポリュオンVSベルゼブルの使者

「貴様ら!

ここで何をしている?」


ベルゼブルの使者達は

アポリュオンの出現に驚くと

アポリュオンVS

ベルゼブルの使者達による

激しい戦いが始まった


ベルゼブルと

アポリュオンは過去

7度戦った事があり

1勝6敗でアポリュオンが敗北していた


1度目の勝利は、

2000年前初代巫女の妹として

妖精族の守護者として戦い

巫女エヴァの力を得る事で

勝利することができた


しかし2度目以降は

魔王ルシフェルの配下となり

ベルゼブルとの覇権争いにおいて

聖なる力を失ったアポリュオンは

完膚なきまでに敗北した


魔王ルシフェルの右腕である

ベルゼブルは

死の世界を支配する存在・・

それ故全く歯が立たない


なぜなら「赤い星」総督として

世界を支配していた2000年の年月において

人の絶望を糧にし蓄積された魔力が

アポリュオンの総魔力とするならば


「青い星」総督であるベルゼブルは、

死後の世界に君臨して

絶望の淵から、蓄積された

恐るべき悪根の力は、

総魔力を凝縮した

異次元の力と言われ

全く比較になるものではなかった


そのようなベルゼブルの配下達の力もまた

主であるベルゼブルに匹敵する力があり

アポリュオンにとって

妖精族の守護者としての

聖なる力が完全に回復していない中

群れをなした配下達の力は

圧倒的であり

脅威でしかない・・筈であった


しかし実際戦いが始まると

予想外の結果が待ち受けていた


ベルゼブルの配下達が持つ源悪力は

聖巫女AOI復活を通して

「ワールドの世界」における

起源の存在:神からの

直接的な介入、力の補填が可能となり

全盛期のアポリュオンの力を

再現する事が可能となっていたのだ


それ故、配下達の総魔力は

完全に無効化され

まるで相手にならず


アポリュオンの並外れた

妖精術による秘術能が最大限に発揮され


「金の牛」噴射される前に

ベルゼブルの使者達を

一網打尽にし全滅されてしまった


そして「金の牛」の像によって

呪われてしまった妖精族の加護者と

捕らえられた市民達の魔術を解き

完全なる解放!

救出に成功したのである!


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