第286話  葵巫女VSアポリュオン(十字架刑①)

葵巫女は

アポリュオンとの戦いに勝利し

人々を救う為に

『神から示された手段』は

身体的精神的苦痛を伴うが

全人類の命運がかかる

まさに命がけであった!!


僅かでも苦難に耐え兼ねて

巫女としての立場を

忘れてしまうことがあれば

人類は破滅に向かってしまう!


アポリュオンは

魔王復活の為に

巫女を『十字架刑』に処し

生贄として捧げる上で

『巫女の血』を必要としている


しかし『巫女の血』を流すことは

魔王復活の為だけでない!


全人類が救われ

罪の束縛から開放されるために

命をかけた犠牲が必要であるのだ!!


十字架刑は悲惨で

残酷なものであるが

全ての人の罪を背負う為に

必要な犠牲である!


≪それは・・・全ての人を救う為に≫

神の壮大な計画である!!


魔王は復活するだろう!

しかし巫女は一度死ぬが

『ワールドの世界』に魂が戻り

3日目に復活する!!


その時、巫女はさらに

大きな力を得ることになるであろう!

そして魔王を永遠に封印される!


この『巫女の死』は

第7聖典において

未来預言されている事だが

葵巫女はまだ詳しく知るところではない

≪起源の存在:神の意志であった!!≫


『巫女の死』は

全人類に

救いをもたらすことになるのだ!!


『第七神災 血滅の儀』は

その為の重要な『神の儀式』なのである!!


この後アポリュオンの戦いが終結後

流された巫女の血を

第4聖具「聖光の盃」に注ぎ

家の二本の門柱に塗る 


◇◆


≪その夜、神はアーサー国全地を巡り

人をはじめ、家畜に至るまで

アーサー国の地のすべての初子を打ち

またアーサー国のすべての神々に裁きが下される

起源の存在;神こそ 

主である事を知ることになる

しかし真の神に立ち返らなかった民は

命を落とすことになるのだ!≫


◇◆


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