第282話 葵巫女VSアポリュオン⑤
葵巫女は覚悟を決めた!
そして『第七神災 血滅の儀』を行うにあたり
これまで起源の存在:神より与えられた
第1神具から第4神具を手にし
何故神がこれらの神具を
人間社会に与えられたのか?
思い巡らしていた
第1神具「琴笛」
第2神具「モーゼの杖」
第3神具「生命の石」
第4神具「聖光の盃」
第1神具「琴笛」は
どのような悪根の秘術も
はね返す力があり
巫女の潜在能力が高ければ高い程
より強力なカウンター攻撃が可能である!
第2神具「モーゼ」は7つの神災を行う
第1神災「水が血に」
第2神災「ウシ蛙の群れ」
第3神災「ブヨとアブの群れ」
第4神災「疫病」
第5神災「落雷と雹」
第6神災「太陽消滅」
第7神災「血滅の儀』
すでに第6神災がなされ
アーサー国の9割近い人々が
悪根の呪術から解放され
神の偉大な御業によって
回心に導かれている
第3神具「生命の石」は
陰府大陸サルディスにおいて
勇者ラックにより
命がけで入手したものであり
先ほど届けられたばかりである
そしてもうひとつ重要な秘宝
『黄金の王冠』が
葵巫女の元に届けられた
『黄金の王冠』によって
神覚醒した巫女勇者の力が得られる
<陰府大陸サルディスでの
勇者ラックの活躍はまた別の話で≫
◇
第4神具「聖光の盃」は
これまでアポリュオンによって呪われ
『暗黒の盃』として
悪根の呪術の支配力を強める為に
使用されてきた
しかし「聖光の盃」に巫女の涙を注ぐ事で
アポリユオンの悪根の支配で
汚された人の魂を癒す事ができる!
葵巫女はそれぞれの
神具に与えられている神技を用いて
どのようにアポリュオンに対抗したら良いか?
単にアポリュオンを
天地を分断するような
凄まじい攻撃をしたところで
永遠の命を持つアポリュオンは
すぐに再生し、回復してしまう
「やはり私は命をかける
必要があるようだ!!」
◆◇
『第七神災 血滅の儀』がついに!
発動された
これまでルエラ民族では
罪を犯した民に対して
子羊の血を流し
『罪を贖う儀式』をしてきた
罪は血によって贖う
血の代償が必要ということ
しかし子羊の犠牲は
万人ができる訳でない
しかし今回
全人類が罪許され
救いを得させる神の御業が
ついに成されようとしている!!
□ ◆◇
「アポリュオンよ!!
私はこの『第七神災 血滅の儀』を
本当は行いたくなかった
しかし今あなたを
止めなければ
この世界は破滅に向かってしまう・・
あなたは善悪の知識の木により
「永遠の命を得た」と
誇っているようだけど
それで本当に幸せですか?
人を憎み、人をさげすみ
不幸な世界を生み出し続けることに
どのような価値を見出す事ができるのですか?
あなたが描く世界は幻想に過ぎない
バカげています!!!
人の人生80年
長くて100年!
あなたは何歳まで
生きるつもりなのですか?
永遠の命、死なない人生が
本当に幸せなのですか?」
「・・・・・・
巫女よ!!!
言いたい事はそれだけか?
勝つのは私だ!!
私の真の力を見せてやろう!!」
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