第210話 サルディスの門の鍵の秘密

「首領シロダは

元々スンツヴァル王都の

平民で貧民層の出身ですが

真面目で働き者だったそうです!


しかし当時シロダの父親が

借金苦で自殺してしまい

父を自殺に追いやった上級貴族達が許せなく

盗賊として腕を磨き

自分と同じ境遇の仲間達を集め

盗賊団を結成し

屋敷を襲い続けました


10年間に荒らした屋敷95箇所、839回

盗んだ金貨200枚超


盗んだ金貨は

『汚職貴族や悪徳商人から盗み

生活に苦しむ平民達、奴隷達に

金を分け与えた』という伝説があり

盗賊団首領シロダは英雄扱いされています


首領シロダに盗みに入られた

貴族達は、シロダを捕らえるべく

スンツヴァル王都で暗躍していた

悪種の手の者達を雇い


伝説の財宝

『黄金の王冠』『竜頭の指輪』

を盗ませるように仕向け

罠をしかけたようです!


案の定首領シロダは

盗みには成功したのですが

『黄金の王冠』『竜頭の指輪』を手にした途端

シロダは血に飢えた獣のように

豹変してしまい!

人格を失ってしまったようです!


シロダの仲間は

彼を助けようと手を尽くしますが

上手く行かず途方にくれていた時

当時の巫女様に助けを求めたそうです!


そしてこれまでの犯罪を自供し

刑罰を受ける覚悟をしました!

しかし当時の巫女様は

彼らの盗みの目的が

弱者を助ける為であった事を考慮し

王都議会にかけあい恩赦を与え

赦してくれたそうです!

しかし上級貴族達の反発も強く

巫女様の責任問題を問われましたが・・・


シロダを救う為に巫女様は

サルディスへ向かい

第3の聖典と神具を手にし

呪縛からの解放に成功しました!


しかし『黄金の王冠』『竜頭の指輪』

は危険な宝であり

サルディスの門の鍵であったので

封印する事がベストと判断されました


しかし100年前に発生した

地殻変動の大地震により

封印が解けてしまい

呪縛が解き放たれ

「不破の洞窟」に来る者の命を奪う・・・


「そのような経緯が・・・


しかし今の話で分かった事は

大陸サルディスの門の鍵とされる

『黄金の王冠』『竜頭の指輪』を

必ず入手しなければならない!という事


さぁ!行きましょう!

案内してください!!」

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