第209話 『不破の洞窟』500年の歴史
ラック一行は
シロダ一族の宝物庫に着くと
数多くの古典書を目にした
「どれも貴重な書物ばかりですね!
非常に興味深い!」
「盗賊団首領シロダは
500年前この地「ペルム滝」
にやってきました
シロダは盗賊団として
かなり有名な人だったようです!
古典書はシロダに関して
どのような人生を歩み
当時の巫女様との関わり
この地を訪れた理由等
詳しく記されています」
「500年前の巫女様と
接点があったのですか?」
「そのようです!
しかし100年前に大火事が起こり
書物の大半が焼失してしまい
残されたのは一部だけなので
巫女様に関する記述は少ないですが
陰府大陸サルディスに関しては
謎めいた記述が残っています!」
「謎めいた記述とは?」
「『黄金の王冠』所持する者
サルディス開門し、命の君現れ・・・
『竜頭の指輪』所持する者
闇の門より死界の招きあり...」
「どういう意味ですか?」
「サルディスには
『生と死の門がある』と記されています
そして全ての試練を乗り越えた時
サルディスの全ての謎の全容が判明し
病が生じる理由と原因が分かると
記されています!
そしてもう一つの謎があり
1000年前の寿命と
現代の人々の寿命は大きく違うようです!」
「寿命ですか?」
「1000年前までは
300歳までの寿命があったそうです!」
「300歳!?
有り得ない
今の時代最高齢で80歳
何故その様な寿命の変化が?」
「実は500年前サルディスで起きた
『生死の門』の崩壊が原因?
とされています!
詳しい事は分かりませんが
神のみが知る世界と言えるでしょう!
とにかく「不破の洞窟」には
生命を削る闇の力が働いている!」
「ゲルドさん!
闇を打ち砕く為の創造主なる
『起源の存在・神の力』は偉大です!
私は早く大切な同胞達を救いたい!
直ぐに案内して下さい!!
「お待ち下さい!ラック様
謎解明の為には
首領シロダの逸話を
知る必要があるのです!」
「首領シロダの逸話ですか?」
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