第186話 追跡者の正体②
「我々は巫女宮殿で
葵巫女様と接見させて頂いた
リエラ族のナミと申します!
彼女はソルカ!
そして護衛兵が3名おります!」
葵巫女は彼らに近づくと
確かに面識のある者達
である事を思いだした
「我々は葵巫女様が
大陸エデンに来られる事を予見し
案内役としてお仕えできるよう
王都市街地で待機し
時を待っていたのです!」
「それなら何故すぐに
声をかけなかったのだ?」
「我々が合流すると
12人という少人数で
行動されているのに
規模が大きくなり
各地に潜む「赤い星」組織の者達に
警戒されるのではないか?と
案じておりました!
それ故、別行動に徹し
大陸エデン到着前に
お声かけをし
神具が眠っているとされる
伝説の地に案内しようと
考えておりました!」
「つまり私達の事を
案じてくれていた!
という事ですね!」
「左様です!」
「ありがとう!ナミ!
配慮に感謝します!
本当は以前お会いした時
「一緒に大陸エデンに来て欲しい!」と
申し出に対して
王都では問題が山積みで
MIKOシティが開発途中という事もあり
申し出を断ってしまった事を
申し訳なく思っていました・・
あなた達を
随分待たせてしまったようですね!」
「葵巫女様
とんでもございません・・」
「あなた達がいると心強い!
これから大陸エデンまで
同行して貰えますか?
12名が5名増えたところで
支障はないでしょう!」
「ありがとうございます!
是非、同行させてください!」
それからナミとソルカは
大陸エデンのルエラ民族の現状と
歴代巫女に仕えてきた歴史等
詳しく話をしてくれた
◆◇
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。