第138話 MIKOブランド①

ヒナタの告白があり

感動の親子の再会がなされた次の日

MIKOハウスのメンバーは皆寝不足だった


しかしサクラは皆に可愛がられ

とても笑顔で

キャッキャっと喜びハシャイでいた


「サクラちゃん!

本当に可愛いね!

今度私に抱っこさせて!」


サクラは代わる代わる抱っこされ

母親のヒナタの元になかなか戻らなかった


「葵巫女様!

MIKOハウスがひとり家族が増えて

とても明るい雰囲気になりましたね!」


「そうね!

ヒナタもたった一日だけど

母親らしい表情になっているし

本当に良かった!

ねぇ!ヒナタ!」


「葵巫女様!

ありがとうございます!」


「私、これからサクラと人生を共に

歩んでいけるなんて夢のようです!」


「ヒナタはこれから

過去の出来事に囚われずに

前を向いて歩んでいってね!

それにサクラは私が名前を付けた事で、特別視される筈です!

私生児であっても、まわりは偏見ある見方はしないでしょう!


「葵巫女様!

本当に本当に感謝しています!

私達親子を救ってくださり

これからの人生の道筋が希望に満ちています!


私は・・・

与えられてばかりで・・・

何だか申し訳ない・・です!」

ヒナタは涙ぐみ、言葉が詰まっていた


「葵巫女様!

私にできる事はないですか?

私のこれからの人生は葵巫女様に

お捧げします!


どんな事でも受けた恩を考えると・・・

私にできる事は何でもさせて頂きたいです!」



「ありがとう!ヒナタ!

では早速なんだけど

あなたにお願いしたい事があります!

前から考えていたビジョンがあって

私の力になって貰えますか?」


「勿論です!

何なりとお申しつけください!」


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