似たような展開ばかりなら、逆にチャンス

 今日Twitterで、


「最近は似たような展開の話ばかりを目にする」


 という記事を読んだ。


「そんなことないよ。探せばもっと違う話とかあるっしょ」

 

 って、オレは思うんだが、それを指摘してもなあと。


 逆に、


「だったら自分で作った方が、建設的じゃね?」

「これは、チャンスなんじゃね?」


 と思えるのだ。


 オレだってネット小説を始めた頃は、


「どうせネットって、『異世界転生ばっか』なんだろ?」


 って思ってたわけよ。


 ところがさ、カクヨムに来て書籍化された作品群を見てきたのよ。参考までに。


 そしたらド頭にあったのが、


『スーパーカブ』


 だったわけよ。


 奨学金で食いつないでる地味子が、カブを手に入れて生活圏を広げて友人もできていくっていう、スローライフ系の小説よ。

 これはコミカライズされて、ついには最近アニメ化もされた。



 価値観やら先入観やらが、見事にぶっ殺されたよね。


「ああ、異世界に迎合しなくても勝てるんだ!」

「客の顔色窺わなくても、既存作に勝とうと思えば勝てるんだ!」


 って、思えたのよ。


 それに、なろうでも同じことが言えて、つい最近ネット小説大賞っていうなろう主催のコンテストで、


「ミステリが受賞して書籍化」


 って現象が起きていた。


 つまり何がいいたいかというと、


「その気になれば、自分の好きなモノでも書籍化は可能」


 だということだ。


 その道のりは遠いだろう。

 平坦でもなかろう。

 それでも、挑む価値はあるのではないかと思えるのだ。

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