第81話 戦略を練ります!

 この8月より寄贈を始めて今週でちょうど4か月です。

 その間、いろいろありました。


 こんなご時世の中、岡山県内外のあちこちに本を持ってうろついて(苦笑)、図書館のカウンターに行って・・・。それが終わればホテルに泊って酒飲んで、日曜の朝がはまれば、携帯を切ってそこでプリキュアを観て(わっはっは)・・・。

 加えて山陽新聞の記事で取上げていただき、それがきっかけとなって爆発的に岡山県内の貸出が爆増、今に至っております。

 確かに、この手法は宣伝効果を確かめるための効果があることを実感できております。これからいよいよ作家として売出すというのであれば、この手を使わないと、ほんと、もったいないですよ。

 どなたとは申しませんが、とある県の教育行政関係者のお話では、今どきは図書館も購入費の予算を削られているので、本を寄贈されるのはじつのところ結構ありがたいところもあると言われているようです。しかもそれが郷土資料とか、新刊の本というのであればなおのこと。まあさすがに、これまで買込んでいた本をもったいないからほれ、みたいなことをされては、さすがにいかがなものかとは思われますが、それはそれ。

 

 実は昨日、自宅のこのパソコン前の椅子から、全国のあちこちに電話をかけまくりました。これは何かと申しますと、以前に前著を購入して蔵書にしていただいている図書館と、今回拙著を買って蔵書にしていただいた図書館、それから、とある新聞社の方にご連絡申上げて、それで寄贈の件を打診した次第です。

 結論から言えば、どこも好意的でした。

 当然、次作のことも触れておりますよ(苦笑~厚かましいのう)。

 近隣を回っていくのも、あるいは時間があれば遠方に訪れてという手もありますが、前者はともかく、後者は、あちこち回るうちに「弾丸(=本)」が尽きて補給ができなくなったらそれまでですしね。補給路の確保って、大事だってことが、先週末から今週初めにかけての明石出張で身に沁みました。

 そこで考えたのが、やっぱり、郵送も併用すべきだということ。

 なにより、これまで私の駄作を買ってくださっている図書館をおざなりにするわけにも、いかんでしょう。さらに言えば、私や、私の父にご縁のあった場所のある地方自治体との図書館とか、恩返しすべきところがいくらもあるではないか。あとは、その周辺の自治体とかもふくめて。

 それよりなにより、前著では全国走り回った顛末を書いておりますから、走り回ってご縁のあった場所や地域にもお送りしていくことを考えていいのではないかと思った次第です。


 そういうわけで、本日より、少し「戦術」を変えて動いて参ろうと思っております。もちろん、できる限り行けるところには伺って寄贈させていただくことを原則としますが、遠方で訪問する時間などがない場合は、電話でアポイントを取った後に郵送するという手法も併用します。

 何もこんな場で手の内を明かすようなことを書く必要もないのかもしれませんが、これは、私自身のやるべきことをこうして宣言して証拠を残しておき、それに従って自らの職業作家としての立ち位置を確立するためであります。


 それから、図書館の蔵書状況を中心に、速報的な要素のある記事は、別の作品として分離独立させておりますので、そちらもどうぞご一読くだされば幸いです。

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