後後241 調査に学園に行ってみる 2


「いやー、この子はな、忠実なのだ。そして強い、特に粘り強い。一度噛み付いたら余程のことがなければ離さない」

すっぽん娘?でも泉さんに一発でやられたよね?

「でも、今、泉さんに・・」

「おう、あんなのはじめてだぞ?」園長

この学園の防御力について問題在り!!


「噛み付き以外に何が出来るのだ?」泉さん

「・・・今の所噛み付きのみだな!」

だめだめだなー


「・・・俺が何か教えようか?」泉さん

「・・・暴走しないように、躾けられるか?」園長

「うむ、やってみよう。」

「是非!!是非ともお願いしたしっつ!!」園長

ほう、問題だったんだな?


「これだけか?」領主様

「いや、秘密兵器がある。付いて来い。」


次の教室だった。

ガラッ!

ズカズカズカ!

いいのかよ!と一瞬思ったが、中には生徒が2名。生徒?あれ?・・・・・

「おっさんとおばはんじゃん?」思わすず口に出た。


「・・・やっぱそう見える?」園長

「「だから無理があると!!」」生徒の制服を来て勉強机に座っている2名のおとな。


「幾つなのか?」泉さん

「まだ18じゃ」女性

「多分同じくらいだと思う」男性

「んじゃ、近いから良んじゃないのか?」泉さん、華子の学友という意味だろう。


「・・さば読むなよ?ホントの年齢は幾つなのじゃ?」領主様

「「20台後半に入りました」」

・・・・・・・・こいつら・・・。

まじでフケ顔の2人なのかと思ったよ。


「では、フケミとフケ次郎でいんじゃないか?」泉さん、やっぱ少し怒ったようです。

「おう、それでいいかな?計画中はその名を名乗るように」領主様もお怒りですw

「・・・・しかたない。おまえらの自業自得だ」学園長助けず!!


しくしくしくしくしく・・・

だが皆無視!!


「で、小奴らは何が出来るのだ?」泉さん

「一応忍びの者なのだが・・」園長

「泉に比べれば、なんてことないのであまり比べてやるなよ?」領主様

この国の忍びって?


へ?という顔の2人。

この幼女が?え?俺ら(私ら)より?へ?と、もろわかりますその顔。


「で、小奴ら毎日こうして日がな一日中ここに二人でヌボっと座って過ごしているのか?」泉さん

「・・・どうだったっけ?」園長

すっげー無責任だな!!


「まぁ、命令ですのでそうしていますけど?」

「ええ、そう命令受けているので、それ以外出来ませんので」

「「「悪魔だな?」」」領主様、俺、泉さん


「・・・悪かった。許してくれ。」えんちょ

「それだけなのか?」泉さん

だよね?

「何日くらい続けたの?」俺

「かれこれ、1年半?」

「・・・・・・・・・・・・ヒデェな?」俺、泉さん

「何がしかの具体的な詫びが必要だな?」領主様


「何がいい?」園長

2人は視線を合わせ

「その御仁に主になってもらいたい」×2

「・・わし?」領主様、自分を指差す。

コクコク頷く2名。


「人を見る目があるようだな」泉さん

「うん、俺も領主様の下でよかったと心底思ってるからね、君達は正しい選択をしたよ」俺

泣きそうな園長。泣けよ。


「まぁ、わしはかまわないが・・」領主様

「・・うう・・許可する・・」半泣き園長

「「ありがとうございますっ!!!」」超笑顔の2人。

それがダメ押しで園長モロ泣きに。


「よし、ではおぬし達、今から私の配下だ。名前は?」

「治五郎と申します」

「ナノビッチと申します」

「背中にネジ付いている?」俺、思わず聞いてしまう。

「なぜそれを?!!」ナノ

・・・・まじかよ?


「いや、今まで同様の質問を何度かされてのう、なぜなのだ?」

「いや、そういう話しがあって、それで・・」

「ふーん?」


しかし、ジゴロとビッチかと!!!全く何も考えていなんだろうなっつ!!!


「お主達、お姫様の稽古事とかはできるか?」領主様

「は。潜入工作用に、舞踊、ダンス、礼儀、知識、刺繍、武技は会得しております。」

「「「おおおーーー!!」」」領主様、俺、泉さん

ほしかった人材獲得!!


「ただ、負けたらそれも意味ない」俺

うんうん頷く領主様と泉さん

全く判ってない2名、いまいち理解不足?な園長。園長、博子のことはあまり知らないらしい。つまり、博子の影響を受けて華子がどうなっているかを知らない?


「では領主様、この2名を交えて作戦会議とかいかがでしょうか?」俺

「そうだな。早速始めるか。では下の園長室で行うか」

ぞろぞろぞろと下に行く。

園長、なぜか疎外感大。

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