後後233 意味や効果があるのか知らんが、対策会議で
あれから一週間平和に過ごしている。あと2週間くらい平和に過ごせる予定だ。
式の10日ほど前になったら領都に来いと言われたので。
今日は泉さんもトリミング小屋に来て暇をつぶしている。
俺らのトリミングを見てたり、ごろごろしてたり、寝てたりする。
「泉さん、あれっすかね?もしかしたら、ドラゴニアの人(竜)達も呼んでんですかね?式に。」
「だろうなぁ、呼ばないと拗ねるだろ?」
怒るよりマシだよな、巨大ドラゴン何十匹も怒ったらこえーよ?
「・・・・なんか、すごい数になるんじゃない?領主様のところだよ?」農国王宮のようなデカイ広間はない。
「だろうなあ」
なんかさっきから他人事だな?
「あの人達と武国側の知り合いって多くないんで、泉さんも手伝わされるねー」
「・・・・・・・かもな・・」
「俺とアニャータは全体的な相手をするから手伝えないしぃ」
「・・・・・あのとき遠征に行った将達もいるだろうし、」
「それは他の大勢来る人達も顔見知りだから、そっちの相手に回されちゃうんじゃないかなー」
「おまえ・・・」
「他人事じゃないスよ?対策考えません?」
「・・載るしか無いな」
で、どーしよーか?会議ぃ!!
メンバー、俺、泉さん、アニャータ
今はもふ・・トリミングの昼休みの間である。
「農国のときみたいに聡明な人(農国王)が指揮をとってるのではないので、しょーぐん様とりょーしゅ様にはあまり期待してはいけません」
「うむ」
「そうなのですか?」アニャータ
「まぁ、あんな感じだから」
「で、将軍様の側近達は優秀だけど、今まで話しに出てこなかったので多分ものごっつ忙しいのだと思います。」
「うむ」
「話し云々はよくわかりませんが、はい」
「しかも、領都にはオータさんという破壊魔がいます。至るところにいくらでも地雷を仕掛けていることでしょう。」
「うむ。」
「恐ろしい方ですね」
「うん、ある意味すごく、そうだね。大田さんには余り近寄らないでね?伝染るから」
「恐ろしいですね!」
「福田は手伝ってくれないのか?」
「多分手伝っているのでは?国賓とかいるし」
「そうなると、迎賓館に来るのか。」
「離宮が無い・・あっても離宮、この村におおいな、なぜか・・。だからここに来ちゃうか。」
難題だな、と呟く泉さん。
「・・・・・村毎引っ越しちゃいましょうか?」
「おう、あの新開拓村の側なんぞいんじゃないか?」
「あー、あの土地、いいですねぇ!」
「そんな土地があるのですか?」
アニャータを連れてったこと無かったっけ、、
「今度行く時に連れて行くよ。村人もいい人たちだしねー」
「楽しみです!」
・・何のことだったっけ?
「目先のことの対策を先に考えましょー!。アニャータに説明しとかなきゃね。領主様が言っていた領都での結婚式、一応将軍様主催みたいな感じだから。だから国賓沢山来るよ、と。でも、その人達がかなり癖があります。嫌な人ではないし武国にも人にも害悪ではないから安全なひと達なんだけど・・・」
「おう、面白いのとかを優先してなー。暇なんだろうな。悪い方に行っていないんでいんだが、相手するといろいろ疲れちゃうタイプなのだ」泉さん
「はぁ、、難儀な人なんですねー。」
「まぁ、そんな感じだ」
「それでは、その人達がそそるような事をするとか、そそるような人を与えるとかし・・」
アニャータ天才!!
「ほう!それだな!」泉さんもそそった!
「で、生贄は誰が居る?」
「オータさんはだめですね、ろくでもない知識を与えてしまうかもしれないし」
「んじゃいn・・いたわ、お前の同郷の」
「ああ、博子っすか、・・・・・・・・・・・いいかも?どうだろ?うーんんんんんっ!!やってみますか。どの毒が効くかわかりませんもんね」
毒扱い博子
「で、コレはお后様案件になるので、アニャータ、いいかな?手伝ってもらえる?」
「はい、何でしょう?」
で、まだ村に居る公爵様・・・
「公爵様、まだ居るのかな?最近みていないね?」俺
「そうですね、た
「ここにいるぞ。」
と、窓枠に肘を持たせて中を睥睨してる公爵様♪
なぜ怒っているのかなー?
「お前たち、私を放ってどこに行っていたんだ?」
ああ!なるほど!
「ちょいと領主様に呼ばれまして領都に一泊。」
「・・・・訊いていいか?」
「はい、なんか武国でも俺達の結婚式してくれるって、領都で行うそうです。俺の上司が領主様なので」
「そういや、学者扱いだったな?」
扱いって・・・そーだけどさ
「なるほど、ではウチの国にも連絡行っているな。わかった、離宮の話もあるので私は少し農国に帰ってくる」
少し?
「遅くとも、こっちでの結婚式には戻ってくるからな。私は離宮の建設を見なければならないのでな」
大義名分を得ていたか、泉さんとアニャータ、一度に2人を見られるもんなぁ
あ!!
「そうそう、その式に関して少々ご協力いただきたいことがございましんて、、」俺
「なんだ?出来ることならいいが。」
お、いい人!。って、そうだった。でも最近結構アレなんで忘れてたw
公爵様に、博子も結婚式で泉さんと一緒にアニャータの付き添いにしてもらいたい、とアニャータからお願いがあったということにしてくれと。その理由も述べた。
「武国って、そうなのか?」
「いや、ウチの将軍様は結構もうドラゴニアの王たちと親しすぎてよそ行きにならないと思うんですよね。なので混乱が予想されるので抑止力というか、面白いモノを与えておけばいんじゃないかな?って。あ、ちなみにコレはアニャータのアイデアです」
「よし、任せておけ。万事うまくいかせる。」公爵
流石アニャータのおばさん?だったっけ?・・・
「あれ?んじゃ、泉さんとアニャータ、両方のおばさんなの?」
「今頃、何いってんだ?もう随分前から判ってていいことだろう?」
いや、気づいたの今だもん・・
「じゃ、泉さんとは親戚なんですね!なんか不思議な感じしてましたもの!」喜ぶアニャータ!
いや、と言いかけて、まぁいいか、と思い直したような泉さん
「うむ、宜しく頼む」
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