第202話 後後77 ミニドラ国王宮晩餐会


ヒ王は晩餐会にちゃんと出てきた。

「うん、向こうの侍女頭に預けてすぐ戻ってきたから」ヒ


「何も言わずに?」俺

「うん?」

「ほら、精霊とか、、」

「あ、24時間営業か、、あとでいーだろ、」

・・・・


「しかし、こっちにもいたんだなぁ、、、どこにでも居るのかな?」泉さん

「ケーキのあるところなら?」俺

「というか、ケーキ含めて、すげー食い物がうまかったら疑うべきな」

「確かに、、、」

あの宿屋とか親戚だったみたいだし、、

食事系とケーキ系に別れやすいのかな?

いや、海のがいたって言ってたなスクレが。




晩餐会

立食系

美人女王様の乾杯の言葉で乾杯をし、自由に。

この国の人たち自由に歓談。

なんか、ちっさい国なんで、貴族とかそう居ないのかな?


「王様が国全体を支配して、そこに地域を監督する者達を、その地域から選んでみさせているんです。なので他の大国のような領地持ち貴族ってのは、ドラゴニア傘下にはいないですねー」

と、吉丸さんが勝手に俺の心を読んで答えてくれた。

便利だねっ!!


いつの間にかマシマルさんが、4人連れてきている。

「泉さん、ガクさん、紹介しますね」マシマル

と、

その4人を紹介してくれた。

ド王のお付の2人は

ドルゲ、ドラゴン人らしく?ガッチリ武系。顔は北斗のなんとかの主役っぽい、、

ドスコ、その名の通りどすこい級女子。でも脂身ではなく筋肉系。怖いなー、、、顔はデブまる子ちゃんって感じ。おかっぱ。


美人なこの国ミニドラ女王ドラティーヌ様のお付、

ティエンヌ、ほっそり美人、雲の上のおねーさん系?

ティミコ、、、日本の大昔の巫女さんって、こんな感じじゃないかな?とか思ってしまう系。美人だけど、、、遥か彼方から見ていたい系?近くに居るとなんか呪いとか?、、みたいなー。


皆、自分の主がわかりやすい系の名前なので助かるね!、、、、手抜きしてんじゃねーよ!誰かっつ!!!


もう泉さんはド級の2人と、そのうち手合わせしたいな!とか言い合っている。

ひみ、じゃねー、ティミコさんの死線じゃねー視線を感じるんで、にげようかな、、

とか思ったら、逆側にエンヌ様が回り込んで逃げ道塞がれた、、閻魔と卑弥呼に挟まれた!


なんか、大精霊がどーのとか神様がどーのとかいい始める2人、、俺はおまけだあ!泉さんに聞いてくれー!!


どうにか泉さんを生贄にして、丸2人のところに逃げられた。

お付を見る限り、プ王が最もマシなのかな?


「はっはっは、濃いでしょう?」

笑う吉丸

「ふふふっ、、、いつもこーなんですよ、、久しぶりに会っても全く変わっていないですねー」

マシマル


「えっと、何十年ぶり?」

「・・・10−20?」吉丸

おおざっぱだなー、、


「で、そんなに経っても、変わらない、の?」

「ええ!まったく!!」マシマル


「いやいや、、成長って、しますよね?精神も、性格も?」俺

「えー、まぁ、、個人差?」よし

・・・・・・・・・


何千年経っても、さほどかわらないのかもしれない、、、このひと、、どら、達、、、


流石設定がボケ神様謹製だけあるな、、、


「えとー、この国の特長ってなんですかね?」俺、違う方向から攻めて見る

「・・・・占い、というか、、なんか、そんなの?」吉丸

「ええ、なんか、、そうね、、そんなの、としか言いようがないと言うか、、」マシマル


あー、、わかった、なんとなくわかった

「・・・・だいたい、、わかりました?」俺

うん、この返しでどの程度理解したのかわかってもらえたようだ。うん、この2人と一緒にいよう、同系統だ。


「他は、、とくにいいですか?」よし

「ええ、ありがとうございます、いいです」

www×3



昨日と似たりよったりだけど、、

幾分落ち着いた感じ?

見ると、床に座ったり寝っ転がっているのはウチラ来訪チームの者たちばかり。

ティーヌ様側の者たちは、立っていたり椅子やソファに腰掛けている。

さすがやね?


マシマルさんはティエンヌさんティミコさんと一緒にソファに、吉丸さんは食べ物のテーブルに行ったり来たりしてるんで、そっちに行ってみる。


「なんかいいもの在りました?」俺

「あ、デザートが来ていたんで食べたら、止まらなくって、、」えへへ、、と。


へぇ、、と小さい器にとって食べてみたら、、

お代わり、、

お代わり、、

お代わり、、


「確かに、うまいっすね?」

「でしょう?」


しかし、見た目、たいしたものではないのに?

フルーツポンチの少しアルコール入り版みたいなもの

「・・・・・この、汁、お酒と、中に入っている果物の種類が、ピッタリはまるんですかね?」俺

シューレの技術だ。


「そうなんですかね?、食べれば食べるほどうまいかんじでー」


「よくぞ気付いたな小僧!」

へ?誰?何処?

「ここだ!ここっつ!!!」

どこよ?


「どこーーー?」といいながらあっちに行こうとしたら、裾を思いっきり引っ張られた、、くそう、、

「お前、無視して行こうとしたろう?」

その、ちっさな、割烹着を来た生き物はのたまった。


「めんどくさそうなんだもん、、」俺

「・・・おまえ、ふつう、びっくりするもんだ。礼儀をしらんのか?」

しるかい!めんどくさいものには礼儀なんかいらんのだよ!!


「まぁ、いいや、、なぜ知っている?」

「だってシューレのだろ?これ」

「しゅ、、シューレ様って、いやシューレ大聖霊様って言え!!」


「お、でもシューレから許されているぞ?」

「・・・・知ってるんか?いつ会ったんだ?いや、お会いしたんだ?大聖霊様に、、」


「いつも何も、今もウチの村に居るはずだけど?つーか、あなた誰?」俺

「あ、ちなみに俺、ガク。武国東武領学者ガク。領主様のお付で来ている」俺


「む、、嘘っぽいが、、、私はミニドラ王宮厨房デザートを担当するトイースだ。」

・・・・・手抜きもここまで来ればもう芸かな?


「で、シューレとどういう関係?」

「、、、、尊敬している。」

「いや、関係は?弟子とか?」

「・・・いや、、」

「もしかして、、会ったことも、無いの?」


「そんなもん、敬意には無関係じゃっ!!!」

「うちの村に来れば、会えるのに、というか、ウチの村の者たちが特訓してもらっているから、」

「まじって、いいのか?」

「まーシューレが良いって言えばねー」

「聞いてみてくれるか?」

「どーやって?」


「・・・念話とか、お主つかえんのか?」

「残念ながら俺はただの人間なんでなー」

「うそつけ!!!」

・・・・・こいつもかよ、、


「精霊に知り合い多いから精霊臭とか結構するかもしれないけど、俺は人間なんだよ、魔法も使えない。ただの学者だ。」

「・・・まじ?」

「うん!マジ!大マジ!!」

がっくし、、、折れるトイース


「トイースの女王様に訊けばいいじゃん、、小館村にシューレがいるから行って修行したいって。」

「その手があったか!」

いや、それが最もまともな手だと思うが、、、


トイースはタタタタターと子ネズミのように走っていった。もすこし大きいけどね、ムーミ*の、ちびのミ*くらい?

「主様ぁーーー」って叫びながら。



よし!うまく問題を領主様に押し付けた!!

あとは王様達がやってくれるだろう!!


それをずっと見ていたのだろう、吉丸氏。

視線に気づく俺


「どうしたでござるか?」と訊く

「・・・いや、、、、なんでもないんだけど、、」よっちゃん、口ごもり?

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