第195話 後後70 一瞬の休日? まじ一瞬のみであったw


部隊の連中は、なんか1週間の休暇を与えられていた。

朝食をブッチャーまさおの食堂で食べ終わったので、外に出ている俺ら。


「・・俺ら聞いていないっすよね?」

「いや、俺らには特に休暇とか言う必要ないだろ?いつも勝手に動いているんだから」泉さん

まぁそーだな、そうだけど、、、、なんだろう、この放置感?


ラッキーなことに、ここの王様、日のいずる国の王様のいとこ様であられられららた?なので話が早かった。

「考えているだけでも脳で噛むってのは珍しいなぁ?」泉さん


やっぱ読んでるんじゃん、、勝手の俺の心を読んでるんじゃん!

「念話の弊害じゃないか?」


俺できないもん!、つかいつの間に?

「修行の差?」泉

・・・・・・・・クッ、、、、勝手に転がすが良いっ!!

などといいながら街を散策。


謁見後、俺らの宿は先行者特典でブッチャーまさおに部屋確保。

領主様もブッチャーまさおに移動していた。つまり全員移動完了していた。


「食事が、ブッチャーまさお並になったらまた来るよ」

とは、領主様があの王都一の高級宿に残した言葉。

コック長はそれで目が覚め、まさおに弟子入りしたらしい。極端だね?でもそこがいいとこなのかな?ここの者たちの。


ああ、だからまさおの食堂で朝食時、朝っぱらから厨房内がうるさいのかな?

あああ!それじゃないよー、とか、あああそーやったら、、、ああ、だめになっちゃった、、とか、あれそれなに?え?いやーつかいどころないかなぁ、、とか、なんか素材を無駄にしまくりな会話がだだ漏れだった、、。へたにベテランな分、基本の傾向が全く違う悲劇みたいな?

その時の領主様

「まず、見るべきなんだがなぁ、、」と。

武術の修行も料理人の修行でも、最初は一緒なんだなぁ、、



俺らは裏道を歩いている、いつものように。

「なんかうまいものないかな?」泉さん

「ブッチャーまさおが一番美味いみたいですよー?他にあまり期待しないでくださいねー」俺

「そうなの?がっかりだな」


「ここの料理人がプチビーレに修行に行けばいいのに、ウチ(小館のシューレの元)でもいいけど、、」俺

「あー、そうだな、、領主様にあとで言っておこう、こっちの王様に提案してみれば?って」泉さん

「それがいいですねぇ、、どーせなら両方に出してもらいたいですね、ここの料理は農国に近いし」

「あー、そうだな、近いな」


それを感じたから泉さんは美味いものを期待してしまったのだろう。俺もそうだったけど。


道の先を指差す泉さん

「あ、駄菓子屋か?」

「へ?あ、、」

まじそれっぽい、、


「よく知ってますね?泉さんの時代には無かったでしょう?」

「ああ、駄菓子という言葉は聞いたことなかったな、が、こんなのと似たようなもんはそこそこあったぞ」

店の中を見まくる泉さん


「あのな、領都でな、大田が駄菓子屋作らせたんだよ。」

あの人一体何やってんだ?


「・・・・で、、どうでした?」

「あ?なかなかの人気だぞ?武国人達は、こーいうの好きだろ?」

と、紐の突いた飴とか、きなこまみれのあんこ玉とか、酢イカとか、あんず飴とか指さした。


確かに好きそうだ。

「酸っぱい果物の味がする粉とかもあったなー、」

クエン酸もつくったんかい!


「・・んじゃ、ラムネとかもあったっすか?」

「ああ?、菓子のほうか?飲み物の方か?」

「・・・・飲み物って、しゅわゆわーってしました?」

「ああ、するな、最初は痛かったが、慣れるとなかなかあれがいい感じでな」


なんか領都がいつの間にかヲタさんにいろいろやられている件


「・・・で、、いつの間に?」

「そりゃ、俺らが旅に出ている間だよ」

・・・・・


「他に、旅に出る前と帰ってきてからの、なんか違いって、ありました?」

「あー、帰ってきてから程ないし、いろいろ戦争の準備していたし、何よりシューレのこともあったから、俺、結構小館に居たからなぁ、、」

あー、そーでしたね、、、


「まぁ駄菓子はいいとして、、なんかろくでもないことしていそうで怖いんですけど、、」

「そうか?・・ああ、まぁ、、わかるっちゃーわかるかな?ムチの件とかあったよなぁ、、」

泉さん少し理解してくれたw



「けどまぁ、同じようなものがあるってのは、どこでも考えることは一緒てことだな」泉さん

「確かに。おもしろいですねぇ、、」

「ま、西の国の奴らとか攻国の奴らは違ったろうけどな」


それも、、そうでしょうねぇ、、、なんかある方面に特化した民族?国民性?絶滅方面のみへの特化wレミングの群れww特大自爆民ww傍には迷惑この上ない!!滅亡してくれてよかったよほんと、、




その後、ケーキ屋に入っていずみさんが苦虫噛み潰し顔になり、団子屋に入って口直しし、市場で買食いし、

蕎麦屋で一杯やり、酒が美味いので機嫌を直し、武器屋が一軒だけあったので見たら良いものはなくがっかりしたんで「ほら、ドワーフじゃないから仕方ないですよ」と慰め、デカイ銭湯を発見し「夕方皆で来ような!」と機嫌を直し、宿に戻った。


宿の一階の食堂には、うちらの仲間ばかりで混雑していた。いくつかの宿に分散したのだが、ここの食堂が美味いと聞いたらしく、領主様もここなので、警護にもなるんで、とか言ってここで飲み食いしている。ここでもあの酒蔵の酒出すんで、酒も肴も美味いからね。


これだけ忙しけりゃ、修行に入ってたあのコック長もろくでもないことする暇すら無く修行できるでしょう!!


うんうん、、、これ普通に皮剥いて!これ普通に湯がいて!これ普通に煮て!これ普通に・・、って声が聞こえる.厨房から。うんうん、、、、って!ふつーじゃないことばかりやっていたんだなコック長、、、



どーしょー?席、相席しか無いが、だいたいもう出来上がっているので、イヤかな?


など見ていたら、領主様が降りてきた。仕事上がりかな?


「あ、丁度よい、明日から少し隣国に挨拶に行くからな。どちらか、付いてこい」

「「俺が行きます!!」」俺と泉さん

もてもてな!領主様! いや、知らない国に行きたいだけかも♪w


「・・・んー、んじゃ今度は泉だな。すまんなガク、皆を頼む。」

がっくし、、、ガクだけにとか言わないように。


「そうあからさまにがっくりするな、、今回は西方面に数カ国行って来るが、帰ってきたらその次は南から東を回る。そのときはガク、お前に同行してもらうから、、」

「・・・約束ですよ?」

「お?、おう!約束する!」

こどもか?とか一瞬思った領主様w




領主様と裏の酒蔵に行き、詳細の打ち合わせ?

西に隣接する国に行き、そこから北に昇るとあと2カ国小国があるという。情報が古いが、大きな変化がなければあるだろう、と。

その3カ国の王に挨拶し、国交を結び、帰ってくる。とのこと。


ド王によれば、まぁ普通の気立てのいい奴だ、と。いつの話か訊くと、結構前だったかなぁ、、とか曖昧。

なので用心のために野上班を連れて行く。それに泉がいれば、小国軍が来ても、まぁどうにかなりそうだ、とか、、なんか期待してる感じも感じられないでもないんですが、、何しに行くんですかね?領主様?


泉さんもそこで目を輝かせるんじゃない!!

あとで野上に、この2人が暴走しないように監督してくれってお願いしておこう、、あいつも戦闘狂だが、幾分抑制的だろう、、多分?きっと、、だといいけどね。



その3国は、ド国と似たように肥沃な土地の国で、山脈が西の国との国境になってて、西の国からほとんどちょっかい出されなかったそうな。一番北側の国だけ山脈の端なので、そこからいろいろ入ってきたろうが、「撃退しただろう」とド王が問題など全くなさそうに言っていたので、そうなのだろう、と。


「理由は?」と訊くと、「奴は強い!大丈夫だから心配するな!あっはっはっは!!」だったので、それ以上聞けなかったそうな。雑だなド王。


「なんか、獣人系の王様が多いんですかね?」俺

「うむ、、話を聞くと、みなそれっぽい感じがしたな」領主様

なるほど、説明らしい説明をしてくれなかったんだな?


「うちでいうところの福田さんみたいな側近氏はいなかったんですか?」

「見えなかったななぁ、、聞くわけにもいかんしなぁ、、」

「そ~言えば、、日のいずる国の王様もそういうのいなかったな、、あ、一人いたけど頼りになるからって一番危険な領域のまもりをお願いしているんで僻地詰めでしたね」

ふーむ、、


ここは、そんなんでも十分やっていけちゃう国なんだな、となんとなく思った。



翌日

俺が寝坊して、少し遅めに朝食を食べに下に降りると

「あれ?今日出発じゃなかったんでしたっけ?」


領主様と泉さんが、朝食後の?茶を飲んでまったり感出していた。


「ああ、もすこししたら、ド王が出してくれる馬車が来るはずだ。なんか近いんでさほど時間かからんらしい、しかも謁見は晩餐会という、、、なんとも、、」

まぁ、ド王の紹介だからなのだから、、、だとしても、すげー手抜き?

いや、もしかしたらアットホーム?

どっかの領主様くらい並で、まぁウチでご飯でも、、とかいうノリ?


「晩餐会、泉さん、だいじょーぶですか?」俺

「あー、よくわからんので、大丈夫だろう?」

・・・??

イマイチ泉さんの脳みそがわからん、、


俺が朝食を食べ終わり、茶を飲んでいると、迎えの馬車が来た。

で、


「おう!またせたな!!」ド王

「おう!またせたな!!」日のいずる国王


おまえもいくんかい!!

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