第28話 王都での騙し討っつ!!!完敗と思ったら、、、
村がうるせぇ、、
なんか大人たちまで遠吠えでなんか、、、
個別にやってるから、まじりあって雑音wwwww
2−3日後、
こういうときこそ、誰かうまいのに合わせりゃいーのになぁ、、、
と思い、上手いのが一人いるんで、近くでやっぱ鼻歌程度に吠えている奴捕まえて
「あれに合わせてみ?」
ってやらせた。
したら、それがいいんで皆合わせ始めた。
雑音公害解消ww
ひと達も鼻歌で合わせていたのがイイね♪
王都へ
疾走www おまえら速すぎ!!!
すごいよね、もう頭から尻尾まで槍のようになって疾走する狼!!初めてまともに見た。
つーか、併走しないと見ること不可能だし、馬で疾駆けか、この領主用改造馬車でない限り、あの速度で疾走している狼の姿なんか生で見れないよねっ!!
今回は馬替えてまで急ぐ必要ないので、途中泊。ちっさい街に泊まって。
「おおう!!風呂屋!!!」
「そうじゃ!風呂釜のおかげでそう無駄なく風呂をわかせるようになった。なのでわしが各街につくった。流石に各村まではまだ手が回らん。福田がうまく資金を捻出してくれたら、と計画している。」
「すっげー!!流石我らが領主様っつ!!
「「「「「「領主様っつ」」」」」」
子どもたちにもキラキラした目でみられ、どや顔よりも照れに入ってしまっている。へぇ♪いいもんみた
「学、なんか悪い顔しているぞ?」泉さん
(福田さんは留守番。これ以上仕事増やさせたくない、と領主様)
は?なんでせう?
翌日昼過ぎに王都に入る。
お茶の時間頃には領主邸に到着。王都広いからね。
これ全域警らしている小館隊すげーよなー
「明日は一日ゆっくりしていろ。」と領主様。
なので、泉さんが小館隊にいくというので、オレらも小館隊を訪問することに。
夕飯食べて、領主邸のでかい風呂につかって、皆の毛づくろいをして幸せに寝た。
小館隊駐屯地兵舎
「おー!!よく来たよく来たッ!!騎士隊隊長からおまえらの滞在中の警備をしろと言われているんだ。いつも誰かが一緒に居るからな、安心しろ」
と、皆喜んで子どもたちを迎えた。
半年領都、それから一旦数日帰って次は王都半年。ちょっとさびしいよねー。だから子どもたちが大勢来たのは、おっさん連中には大層嬉しいことなのだ。
しかもそれが、王様に歌を披露しに来たってんだから「大自慢」だ。
騎士隊でも普段でも彼ら小館隊隊員達は一目置かれているが、それと「子どもたちが」自慢になるというのは違う。自分のことなどよりよほど嬉しい。
え?ここ?
何しに来たの?
劇でも見に来たの?
なんで楽屋入り口に向かうの?客の正面玄関あっちだよ?
・
・
・
・
「まじっすか、、、?」
「おう、まじ、みたい?だな?」
・・・
「泉さんも知らなかったんですか?」
「・・・領主殿さえ聞いておらんかったようだぞ?」
戦闘だと10倍の兵力差相手でも喜々として飛び込んでいく心臓持ちが、、
途方にくれています、、「なにすればいいのかな?」的な、、、
「まぁ、、領主様、とりあえずお座りください、今茶でも入れさせます」
と、領主様と泉さんを落ち着かせる。
先に意識を取り戻してしまったオレがいろいろやらねばならない位置に立ってしまった、、、
控えている劇場の使用人に茶を全員分、あれば茶菓子も、とお願い。
支配人も呼んでね、と。
支配人来る。
「すみませんね、うちら将軍様から 全 く な ん に も き い て い な い んですよ。今日の予定とか教えてもらえますか?で、なにをどうするとか、全く素人なのでなにもわかりません。そこんとこもよろしくお願いします!
支配人は乾いた笑いで、承知しました、わかっている者を付けましょう、と言ってくれた。
ほどなく若い人がやってきた。ひと目見て「福田さんタイプだ!」と、泉さんまで思った様子。
安心だなー、そんだけで安心してしまう2人。
楽団が来ているので、まず合わせてみます。
こちらもそちらが何を出すのか全く聞いておりません、まぁ将軍様ですから、、。と。
そういう評価なの?まぁ、、わからなくはないが、、、将軍様なら側付きとか何にもいるんじゃね?
将軍様勝手に自分でやっちゃうの?こういうこと?
「あとでじっくり領主様を問い詰めないとなー、」と心に決めた。
泉さんも何か決まったようだw
結局劇場の福田さん、本名スリチャイさん。
外来ですか?と聞いたら、
「移民です、いい人にはこの国はとても居心地いいですからね、多いですよ」と。
悪人はすぐに処刑されちゃうんでそいつらには怖い国らしいw
「スリチャイさんも、その、、戦いが好きなんスカ?」
「ははは、、、私はそういうのは、、こういった文化関係が好きですね」
おお!戦闘狂以外でも居場所はあるのか!! とアタリマエのことを今更!
でもなんか同志発見!みたいで嬉しかったよ♪
まわり、みんな強いのばっかなんだもん、、、
多分、そんちょんちの女性軍団も、薙刀とか持ったらつよいんだぜあれ、、、
楽団と子どもたちが指揮者の元、音を合わせているときに
スリチャイさんとはいろいろ話が弾んだ。
音楽はオーケストラがあるという。その概念や楽器などは、過去の外来達によって作られたという。
「よかったー!!なかったらどうしよう?と思ってたんっすよー!、、んじゃ作曲家とかもいますよね?」
「勿論!紹介しましょうか?」
なぜ俺の要望を?流石劇場の福田さん!!
「ぜひともっ!!!」「こっちに残したい曲、結構あるんすよね!!」
「でしょうねぇ、、外来ならば、、、」
「え?多いんですか?」
「今ある曲の多くは外来が持ち込んだものです。だから我が国の音楽の曲の数はかなりありますよ。普通の国の数倍あるんじゃないですかね?しかも多くがこっちでも名曲と言われるもの!! 学様の音楽が聞ける日が楽しみです」
・・・・・多くはアニメ曲なんだが、、、、
音合わせはまるまる3日続いた。
指揮者からOKがのは3日目の午後。
「早い方ですよ」とスリチャイさん。素人なら一週間以上かかるのは当たり前だそうだ。
狼だから?音感いいとか?
えーと、、
なに?
王様達にだけ披露するんじゃなかったの?
え?領主様も何も聞いていない?
「確信犯だな、王様」
領主様と泉さんと俺はそう断定した。
劇場行った初日の夜、俺と泉さんは領主様を問い詰めた
「どーいう人ナンスカ王様っ!!」
「あーいうお方だ・・・」
「事前に聞かねば、用意もあるだろうし、何より心の準備がだな」
「そういうときは、やつなら”戦争はいつもいきなり始まるぞ?”とか言い出すんだ・・・」
「芸術文化と戦闘を一緒にされてもなー」
「そういうやつだ・・・」
話しにならんかった、、、
「でも、側近とか多いはずでしょう?」
「面白いことは側近になんぞ任せない、絶対にっ!!・・・そういうやつだ、、、」
やっぱ話しにならんわー
思ったとおり幼馴染だという。
ご学友?物心付いた頃から一緒にいさせられたという。
領主様の家系が始祖の弟で、ものすごく仲が良かったとのこと。
なので、立国以来、弟の直系の子達は全て王の直系の子達と幼い頃から一緒に育てるとのこと。
性格など全部わかっているわけだわ、、
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