第27話 遠吠モフ☆モフ


(多分)19才、永遠の高校一年改め、異世界サラリーマン学参上!!



あっと言う間の(多分)4年間。

これから、


どれだけモフ☆モフ人生が送れることだろうかっ!!!


素晴らしい!!素晴らしいぞっつ!!!




てなわけで、


狼合唱団?

いや、

遠吠え、あるっしょ?

長いやつってすげーよね、オペラ歌手かよ?並。

あれを使わない手はない、モフ☆モフ拡散のためにっ!!

我がかわいい人狼たちのためにっつ!!!!


幼児達にもできそうなのも多いし♪


で、オレがこっちに来た時、ヤケで吹いていた口笛がアメージンググレイス

あれ、(アレに限らずだけど)スロー、丁度よい速度で聞くとすっげーいいんだよね。奏者が下手だとスローにするとすぐバレるけどw

スロー演奏はむずかしいのだ!


前段階を踏むことにする。

日常的にオレがアメージンググレイスを口笛で吹くようにする。

ほんとは、本物の演奏を聞かせたかったんだけどねー、、、無理。


とりあえず口笛しかないので、それで耳になじませていくのだ。



おもしろいことがおきた。

あれな、テンポに合わせて歩くのなっ!!

なので、歩行に良い、ちょい早目のテンポにしてみたら、子どもたち楽しみながらテンポに合わせて歩く。

マーチみたいなもんかー、

でも、もっと歩きやすいものを試したくなり

中学校の音楽で聞いたアルルの女、第二、ファランドール、うろおぼえだけどなー

おもしろいよーにぴょんぴょん刎ねながら歩くww


まじおもしれー♪


あと覚えているのはパヴァーヌとかだから合わないしー、、

アニメ音楽?

まぁ誰も知らんからはずくはないが、、あのフルダイブMMOで帰ってこれなくなっちゃうって有名なアレの、あれもよく聞いてたからいろいろ記憶に残ってるんだよな、メインテーマ以外は、まぁ行進に合うかと言えば?だが、、

でも音楽再生できれば彼らの狩のときのBGMにしたいくらいだわwww


今度領主様に会った時、楽団無いのかみいてみよー。

あったら作曲家いないのかきいてみよーw


狩りの直前にそのヒロインの戦闘時のテーマ音楽をおわらしておくと、戦闘がなんとなく「美」?うつくしくなっている?調和がある感じ?


おっもしれーなー、、、まぁ戦闘力に歴然とした差がある余裕からそんな思えるんだろうけど、、


あーちっくしょー、音楽聴きたくなってきちゃったわー


あ、、、

荒城の月

狼の遠吠えでやるにはピッタリかと、、、、

あの歌詞はともかく、荒城よ?月よ?おもいっきり狼に似合うよね?イメージは。

でも、インパクトねーな、、


まぁ、ど−せ遠吠え曲はアメージンググレースで行くけど。


太狼(タロウ)を皆夜の食事も終わった頃、今日のトリミングは中止し、タロウを呼んで話した。

「狼の鳴き声、遠吠えで、音楽できないか?わおーん、わわおーん、わおーーーーーーーん、みたいな感じ。

オレが最初に口笛でいつも吹いていたやつ。」


変態して、

「おうおうおうーーーーんおうんおうおおうーーーんおうおーーんおおおーん

おうおーんわおおおーんわおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー、

わおおーーーおおおーー・・・」


おう!それそれ!!

だがしかし、、なんかいまいち、、、なぜだろう?どこがだろう?

短く切りすぎている?遠吠え、ブレスが切れないことが売りなんだから、そこの美しさを強調させないと?

一声を長くし、途中で音階変えれば良いだけか、、

ふんふふーん、ふんふふふーん、ふんふーんふんふーん、を

をーーーーー、をーーーーーーーーーーーーーーーーー、

ふんふふーん、ふんふふふーんふふふーーーーーーーーーーん、

をーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー、

ふんふふふーんふんふふふーんふんふーんふんふーん

をーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ふんふふふーんふんふふふーんふんふーーーんんんん

をーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

かな?


「んな感じでやってみて?」

「をーー・・

うん、まぁ、、あとはうまくなれば、、かな?

高さ、いちにオクターブ上げて、遠吠えの迫力乗せられないかな?


「もうすこし音の高さ上げて、をーーーーーーーーーーーー、みたいな感じでやってみてくれる?」

「をーーーーー・・・


「おお!いいじゃん!遠吠えの良さが載ってきている!!

うん、いろいろやってみてどんどん良くしていこう!」


褒められてハニカム太狼。かわいいやっちゃなー、あたまをもふもふしてやる。撫でるとよろこぶよなこいつら、かわいいなー♪♪♪


絶対に売り出さなきゃ!!!オレがやるっ!!!


10人以上で合唱させたらっ!!!観客メロメロだなっつ!!!!


         ーーーーー


ルーチンワークを少々変更。村の警ら→狩り→昼飯、昼寝→音楽練習、お風呂(上の子達ブラシかけ)→晩飯→小さい子達と大人の一部のブラシかけ、この最中に上の子達は音楽自主練→おやすみ



あー、結局、ちっさい子達は音程安定しないんで、そっちはそっちで可愛いの歌わせ、

上の子達5人で安定させました。

かなり高オクターブで、遠吠え感ばりばり!


かなりうまくなってから村で合唱会開いてみた。

ちっさい子達にはひと形態でカエルの歌、カラスの子。可愛くて受けていた。

で、本命。

めろめろじゃなく、感動されてました、、、

曲終わっても拍手もないの、、、微動くらいしろよ、、

数秒、10秒以上あと、、気付いたように拍手が始まり、割れるような拍手ってあーいうの?


まぁ、成功だなっつ!!!


これには泉さんと勿論領主様を呼んでいた。


「おまえはまたとんでもないこと考えついたもんだなぁ、、、」

「遠吠えで音楽とはなぁ、、、」

領主様、またなんか考えているね?


「近いうちに、皆で王都に行くぞ?覚悟しておけ?」

覚悟?なにそれ?




「はーいみなさーん!!領主様からの司令でーす!!」

「「「「「「わーい!!」」」」」」

「初めてだな、直々に使命をいただくのは」太狼

流石最長。

「んじゃ、太狼、おまえ音楽部隊長な」

いきなりに戸惑っているうちにどんどん話を進めていく

「王都に行きます。音楽です。でも領主様は”覚悟しておけ”と言っておりましたので、どんなんなるかはわかりません。王様が王様なので、無茶はあると思っとくこと!!

でだ、

お前ら、馬車に乗っていく?変態して狼で走っていく?」

「「「「「「狼ーーーっ!!」」」」」」

だろーよ、

「でも小さい子達は親も一緒にいくだろーから、親の指示によって途中から馬車にのったりしろよ?」

「「「はーい」」」

「太狼の補佐に、次狼(じろう)な。」

しっかりものの次狼を副官に付ける。

「あと、カタリーナも副官になっとけ。二人からいろいろ教えてもらえ」

カタリーナは結構優秀。有能秘書タイプ?になりそう?相変わらずよく話すが。

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