先輩とSNSの人@偶然はすぐそこに
『何度も同じ話をしましたが、私は同じ手芸部に所属する先輩に恋をしています。でも、先輩は今週末の文化祭の展示が終われば引退してしまいます。内気な私には告白なんて出来ません。どうしたらいいでしょうか?』
「あ、返事来た!」
私は少し前からSNSで恋愛相談をしていて、その中の一人がとても親身になって相談に乗ってくれていました。
『その先輩もきっと君のことが好きだから、勇気を出して気持ちを伝えてみたらどうですか?』
「…ムリムリムリ!絶対無理です!」
私がそれは無理だと何度伝えても、その方は、自信を持ってとか絶対に大丈夫とか、私の背中を押す言葉を返してくるので、次第に私は勇気が出てきました。
そして、文化祭の片付け中に、私は勇気を出して気持ちを言葉にしました。
「せ、先輩!す…好きです!」
「やっと、その言葉が聴けたね。ずっと君の気持ちを言葉で聴きたかったよ。」
なんと、先輩は私の相談相手の人でした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます