先輩とSNSの人@偶然はすぐそこに

『何度も同じ話をしましたが、私は同じ手芸部に所属する先輩に恋をしています。でも、先輩は今週末の文化祭の展示が終われば引退してしまいます。内気な私には告白なんて出来ません。どうしたらいいでしょうか?』



「あ、返事来た!」


 私は少し前からSNSで恋愛相談をしていて、その中の一人がとても親身になって相談に乗ってくれていました。


『その先輩もきっと君のことが好きだから、勇気を出してみたらどうですか?』


「…ムリムリムリ!絶対無理です!」


 私がは無理だと何度伝えても、その方は、とかとか、私の背中を押す言葉を返してくるので、次第に私は勇気が出てきました。


 そして、文化祭の片付け中に、私は勇気を出してにしました。


「せ、先輩!す…好きです!」


「やっと、その言葉がね。ずっと君の気持ちをよ。」


 なんと、先輩は私の相談相手の人でした。


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