合格・(第百拾弐弾)
おはよう
今日は1人なんだ
ココんトコいっつも菜々美と一緒に登場してたから紗枝が1人だと逆に違和感あるよ
てか菜々美はホントにもう紗枝ん家に住んでるんじゃないかと思ってるんだけど
いやマジで住みてぇって云ってるけどな
2~3日に1回は自分ん家に帰ってるぜ
バイオリンのお稽古も行ってるしな
あたしもよぉ、菜々美ちゃんと遊んでんのが楽しくて宿題溜め込んじまっててさ
来週から学校だからよ、今週は菜々美ちゃんには帰って貰ってんだよ
来週?再来週の間違いじゃないの?
この前も「あと3週間」って云ってたじゃん
違っげぇよ!
あん時から数えて夏休みがあと3週間あったのはキミの学校の話だろ
菜々美ちゃんが夏休みの残りを数えてた話だろ?
もうあと2週間も無ぇけどキミは菜々美ちゃんをデートに誘ったのか?
ウチの学校は2季制だからキミんトコより夏休みが短けぇんだよ
来週はあたしん家に菜々美ちゃん泊まりに来れねぇから暇してると思うぜ
誘ってやれよ、遊園地のオバケ屋敷だっけ?
そっか、紗枝の学校は来週から始まるんだね
あ、じゃあさ!俺はまだ夏休みだから酒巻と加藤くんのタイマン、観に行けたりして!
雛沢先輩、1週目に段取ってくれないかなぁ
全然他人の話を聞いてねぇのなキミ
ソレにジュースの話は門外不出なんだぜ
キミが知ってる時点で問題なのに、どーやったら他校のキミがサッキーと加藤のタイマンを見学に来れると思ったんだよ!
無理に決まってんだろ!
あのよー
あたしが云うのも何んなんだけどな
家でキミからの連絡を待ってるよりあたしと一緒に行動してた方が断然キミと会える確率が高ぇからとか云ってたぜ
切なくねぇ?
あたしだったらそんな屈辱的なコトぉ認めなくねぇから絶対ぇ口に出して云えねぇよ
まぁ、キミ達2人の場合はさ、お試し期間とか云って「仮」が付いてるからな、良く分かんねぇけどさ
もしもあたしに彼氏が居て、そんな状況だったらキレるだろぉな
菜々美ちゃん、ホント良い仔だよな
え?何んで?
俺と会いたいなら普通に菜々美から連絡してくれば良いじゃん
全然問題無くない?
時間が合えば勿論会いに行くし、何んか俺が菜々美を拒否ってるみたいな云い方は止めようよ
だって菜々美も紗枝ん家で紗枝や山口と一緒に居たくて泊まったりしてるんでしょ?
あー、悪ぃ
悪かったよ、余計なコト云ったよ
菜々美ちゃんの相手がキミじゃなかったら全力で菜々美ちゃんの応援して協力すんだけどな、あたしも色々と複雑でよ
中途半端に首ぃ突っ込んで悪かったよ
菜々美ちゃんの話はお仕舞いな
夏休みが明けたら上期の期末試験があるからよ、サッキーと加藤のタイマンはたぶんその後だろうな
良いよ別に無理に話題を変えようとしなくても
どっちにしても俺は見学は出来ないんだもんね
あのさぁ、実はさぁ
別にキミに報告しなきゃいけねぇ話でもねぇのかも知んねぇんだけどさ
この前ウチの母ちゃんに会いに菜々美ちゃんのお母さんがまたウチに来たぜ
最初に来た時はさ、あたしも上品なメイクをして貰ってそれなりに格好付いてたツモリだったんだけどよ
菜々美ちゃんのお母さん、あたしの左の袖からタトゥーが見えてたらしいんだよ
でさ、ウチに連泊した後、菜々美ちゃんはゴスロリで帰宅じゃん?
「御宅ではどの様な教育をなさってるんですか?」だってよ
え?マジで?
菜々美のお母さんが紗枝のお袋さんに怒鳴り込み的な?
「2度とウチの娘に近付かないでくれ」って云われた?
親子二代に渡って同じ台詞を云われちゃった感じ?
ぶぁはは!
ウチの父ちゃんが母ちゃんの父親から云われた感じとは全然違げぇよ!
ゴスロリにしたって菜々美ちゃんのコトをあたしがそそのかしたなんて思っては居ねぇって云っててよ
ただな、菜々美ちゃんがあたしに影響されてるのは間違い無ぇってさ
そりゃ友達とか親友とか、影響されんのは当り前ぇの話じゃん?
え、何?怒ってるってワケじゃないんだ
けど菜々美は元々ゴスロリ属性があったよねぇ?
ゴスロリって、全然紗枝のスタイルとは違うしさ
紗枝の影響じゃないんじゃないの?
いや、ソコじゃねぇんだよ
菜々美ちゃんのお母さんもさ、菜々美ちゃんには出来るだけ伸び伸びと育って欲しいから放任主義的な育て方をして来たツモリだったらしいんだよ
実際菜々美ちゃんとお母さんの関係は良好だし友達みてぇに何んでも本音で話し合ったり出来てるってよ
でさ、菜々美ちゃんのお母さんは躾のラインとして「人様に迷惑を掛けてはいけません」的な感じで体裁も気にする様にとは常々云って来てたらしいんだよな
だから菜々美ちゃんもホントはゴリゴリのゴスロリ・ファッションが良いのにフリフリの可愛らしい洋服で妥協してたんだよ
まぁ、ソコでフリフリの服で妥協してるって時点で何んでも本音でって感じではなさそうな気がするけどね
ま、俺ん家は本音どころか日常会話もいまいちだからなぁ
菜々美ん家のコトをとやかく云えた立場じゃないけどね
いや、結構本音で話してるっぽいぜ
フリフリで妥協してたのは親に対してじゃなく菜々美ちゃん自身の中で妥協出来る範囲だったってだけでさ
妥協したくねぇ話はちゃんとお母さんに話してるっぽいぜ
でなきゃ、あたしに話すよりも先に菜々美ちゃんの方からお母さんにタトゥーを入れてぇんだけどなんて相談はしねぇだろ?
今何んて?
ちょっと聞き間違えたかも
今何んて云った?
いあね、菜々美ちゃんのお母さんが云うにはさ
あたしとウチの母ちゃんは親子揃って「ウチは貧乏だ」ってネタみてぇに云ってるけど菜々美ちゃんに云わせればお金なんてなくてもお金じゃ買えない物を持ってる親子だって聞かされてたらしいんだ
菜々美ちゃんのお母さんはさ、結婚して幸いにも裕福な暮らしが出来てソコに安心してるってトコがあって
けどその安心感とは裏腹に、もしもこの暮らしが無くなってしまったらって不安が常にあるんだって云っててさ
裕福だからって贅沢は控えて必死に貯金をして老後や菜々美ちゃんの将来の為に備えてるんだって
けど、いくら準備しようが安心出来るどころか不安が膨らむ一方なんだってよ
もしも旦那さんか自分のどっちかが死んだらとか菜々美ちゃんに万が一のコトがあったらとか考えると何んの為に我慢して貯蓄してんだか、意味が無ぇじゃんって思うんだってさ
でな、今の生活水準を落とさねぇ為にも世間様から後ろ指指されたりましてや怨みを買ったりしねぇ様に生活しなきゃなって、心の何処かで怯えてるんだって
なんだろ、ウチの親父と重なる部分あるなぁ
お金に不自由しなくなった大人の特性みたいな物なのかなぁ
菜々美のお母さんとウチの親父が同じだとは思わないけどね、金銭的に安定さえすれば安心出来る、もしくは幸福せな人生になると思って頑張ってみた物の、実際に裕福な暮らしを手に入れてみたら望んでいた物とは違ったって感じ?
あ!親父と菜々美のお母さんの決定的な違いがあるとすれば、菜々美のお母さんは「思ってたのと違った」って認めてるんだよ!
ウチの親父は「違った」と認めるのが怖くて未だに今のステータスにしがみついてるって感じだろうね
それにしても菜々美のお母さんと紗枝のお袋さんって初対面だよねぇ?
初対面でいきなりソコまでディープな話になるんだ
そんなシリアス・トークを投げ掛けられちゃう紗枝のお袋さんって、やっぱり何んか凄いんだよね、何んか持ってるんだよ
いや、ソコはさ
菜々美ちゃんのお母さんは菜々美ちゃんからの前評判を聞いてたから初対面って感じでもなかったみてぇだぜ
どっちかって云うとウチの母ちゃんにすがって来たって感じですらあったしな
会うや否や挨拶もそこそこにいきなりだったもんよ、「御宅ではどの様な教育を?」ってシリアル・トーク
そうそう、牛乳をかけて食べるヤツね
寒い冬場は温めると美味しいんだよねって、バカー!
「シリアル」じゃなくて「シリアス」やろー!
ぶぁは
何その無理した乗りツッコミ!
しかも関西弁のイントネーション全然出来てねぇし!
悪ぃコトぁ云わねぇからその路線は止めとけよ、キミのキャラじゃねーよ
でさ、菜々美ちゃんのお母さんが云うにはよ、その生活水準を保つ為に家族一丸となって体裁を守るって云うのがある種の掟みてぇな感じでよ
タトゥーを入れてぇって云い出した娘の望む様にやらせてやりてぇって云う親心はあるにはあるらしいんだよ
けど娘にタトゥーが入ってるってもしもお父さんの会社にバレたりしたらお父さんの会社での立場や居心地に影響しねぇだろうかだとかご近所様にバレたら近隣から後ろ指を指されるだろうなって恐れや不安があったり
もしかしたら自分達がすがってるこの生活水準こそが自分達の不安の源なんじゃねぇのかなって思い始めたらしいんだ
けど、やっぱり今の暮らしを手放すのは怖えぇし出来るコトならそつがなく生きて居たいんだってよ
そんな中、菜々美ちゃんのタトゥー願望は菜々美ちゃんのお母さんからしてみたら一世一代の大問題なんだってよ
ソレは凄い解るなぁ
俺ん家だって俺がタトゥーを入れるって云ったら大騒ぎになると思うしね
実際俺がタトゥーを彫ってる側だって話でも大問題だったからね
けど菜々美のお母さんがソレで紗枝のお袋さんに相談に行ったって云うのは正解だったかもね
お金にすがってもなければ娘のタトゥーやピアスにも反対せずに、それで居て母娘関係も絶好調の満たされた人生を歩んでる紗枝のお袋さんがどんな返事をしたのかは是非聞きたいな
オーバーだろ
ウチは普通の貧乏一家だぜ
まぁ、幸福せだけどな
母ちゃんも菜々美ちゃんのお母さんと同じだって云ってたぜ
あたしもそろそろオトナだから聞かせても良い頃だろとか云ってさ、母ちゃんの口から初めて駆け落ちの話ぃ聞いたぜ
父ちゃんさ、やっぱりスーツ着て母ちゃんの実家に挨拶しに行ったみてぇでさ
母ちゃんの父親に門前払い喰らったってよ
え、じゃあオーナーさんの云ってた話、ホントだったんだね
マル暴の刑事さんの話を聞いてオーナーさんが話を誇張して盛ってたのかと思ってたんだけど
んじゃさ、警察署でお父さんがお袋さんを引き取りに来た時とおやっさんがお袋さんの実家に挨拶に行った時とで「娘に近付くな」って2回云われたってコト?
そうだな
初対面の時はお願いで2度目の挨拶ん時は警告だったってよ
「お前は自分の大事な女の父親の、たった1つのお願いも聞けないのか?」って云われたらしいからな
娘を愛してるなら娘の幸福せを願うのが当然だろってよ
2度目はお願いじゃなくて警告だって云ったらしいぜ
「お前みたいなゴロツキの1人や2人、どうするコトだって出来る政治的権力を持ってるのを忘れるなよ」って、半ば脅迫だよな
で、父ちゃんは母ちゃんの父親にその脅迫にビビったワケじゃねぇんだって云って、母ちゃんの幸福せを心から望んでいる証拠に母ちゃんの前から身を退きますって、頭ぁ下げて帰ったんだって
おやっさん、やっぱり格好良いよ
お袋さんのコト、ホントに本気だったんだね
相手の幸福せの為に自分が身を退く覚悟が出来る程に好きって、凄いと思うな
だろ?で、マジだったのは母ちゃんも同じでよ
実家を捨てて父ちゃんと一緒になる決心をして家出したワケなんだけどな
家を出る時に母ちゃん、母親に見付かっちまったらしいんだよ
母ちゃんは引き留められるって思ったらしいんだけどよ
「お母さんは大丈夫よ、貴女はお母さんの娘だから」
って云ったんだってよ
母ちゃんもその時は母親が何を云ってんのか意味が解んなかったって
母ちゃんは早く父ちゃんのトコに行きたくて母親に返事もしねぇでそのまま家を飛び出して、実家とはソレっきりだってよ
へぇ、オーナーさんの云ってた通りの話だね
母親の最後の台詞も意味深だよね
あ、けどさ
何?お袋さんの父親って政治家とかそんな感じだったのかなぁ?
ゴロツキの1人や2人、どうにでも出来るとか云えちゃう立場ってコトはさ
おやっさんの身元なんて直ぐにバレちゃうんじゃないの?
ほら、初対面は警察署だったんでしょ?
その時の調書だとかさ
おぉ?キミ、意外と頭ぁ良いんだな
母ちゃんはソコに気付いたのは何年も後だったってよ
父親が本気になればその晩のウチにだって父ちゃんの居場所を突き止められただろうに、父親の追っ手が来なかったのはたぶん、母親の口添えがあったんだろうってさ
「あの仔が選んだ男なら応援してあげましょう」とか「もしも泣かされて帰って来たら受け入れてあげましょう」とかって、父親に云ってくれてたんじゃねぇかなってさ
なるほどねぇ
あれ?どっからこの話になったんだっけ?
何んか話が反れてない?
あぁ、菜々美のお母さんと話してた話だったね
そそそ!そーなんだよ!
つまりさぁ、母ちゃんは自分が自分の両親を捨てて家を飛び出して来てるワケじゃんか?
そんな母ちゃんの娘だから、あたしも母ちゃんを捨てて家を飛び出しちまうんだろうなって覚悟はあたしがガキの頃からしてるとか云い出してよ
あたしが母ちゃんを捨てるワケねぇじゃん!って云ったんだけどな
母ちゃんも父ちゃんと出逢うまではそー思ってたって云われちまってさ
あたしが母ちゃんの手から離れちまった後で、独りであたしのコトを思い出しながら、あーしてやれば良かっただのこーしてやれば良かっただのって後悔だけは絶対ぇしたくねぇから、あたしが望んだコトは出来る限り叶えてぇんだってさ
だから菜々美ちゃん家みてぇに体裁だのヘッタクレだのは全然眼中に無ぇんだって
でさ、最後にあたしが家を出る時に母ちゃんは自分があたしに何んて云うかなって考えたらよ
「私は大丈夫よ、紗枝は私の娘だから」って云うだろうなって思って、ハッとしたって云ってたぜ
たぶんだけどな、母ちゃんの母親もまた、母ちゃんと同じ様に実家を捨てて父親と一緒になったんだろうなってさ
ウチはそー云う血筋なんだって菜々美ちゃんのお母さんに云ってたよ
紗枝のお袋さんの懐の深さの起源が解った様な気がするよ
お袋さんの母親も相当な肝っ魂母ちゃんだったんだろうね
正に血筋なのかも
そしてあのおやっさんとのブレンドで出て来た紗枝がこんなに強烈なのも納得出来るよね
強烈ってなんだよ!
でさ、菜々美ちゃんのお母さんがさ
母ちゃんと敦子ちゃんが毎週教会に行ってんのは菜々美ちゃんから聞いてたみてぇでさ
母ちゃんのその信念の強さの源にキリスト教って関係あるか?って訊いて来たんだよ
母ちゃんも初対面でいきなり勧誘みてぇなコトはするツモリ無ぇから伏せてたけどって云ってな
母親との別れ際に「お母さんとは離れても信仰からは離れないでね」とも云われたって云ってさ
ソレがあったから徒歩で通えそうな教会を探して今通ってる教会を見付けて通う様になったって云って、教会も母ちゃんの支えのデケぇ部分を占めてるって云ってたなぁ
てことはお袋さんの母親もクリスチャンだったんだね
菜々美のお母さんは教会に行きたがってるのかなぁ
良く大金持ちになると自分の私利私欲が無くなって慈善事業に多額の寄付をしたり宗教にのめり込んで多額の献金をしたりって話があるじゃん?
菜々美ん家はそこまでの大富豪じゃないと思うけど、お金じゃなく何か頼れるモンが欲しくなったのかもね
あれ?同じ様なコトを前にも紗枝に云った様な気がするなぁ
それとね、ふと思ったんだけどさ
お袋さんの父親がどんな人なのか全く知らないんだけど
もしかしたら紗枝のおやっさん、合格だったんじゃないかな
つまり、お袋さんの父親も紗枝のおやっさんのコトを認めてくれたんじゃないかなって思ったんだ
「2度とウチの娘に近付かないでくれ」って云ったのも、おやっさんのコトを試したのかもって
まぁ、想像って云うか希望的観測なんだけどさ
あーね
有り得る話だな、辻褄も合うしよ
お、敦子ちゃんとタケシくん来たな
敦子ちゃんの私服姿も大分板に付いて来たよな
制服じゃなくても全然違和感無ぇもんよ
あ、山口達もう来ちゃったの?今日は早くない?
そんなコトないか
実はさ、偲さんのタトゥーのデザインが描けたから紗枝に見て貰おうと思って持って来てるんだけど、山口のタトゥーを彫った後にしようか
おー!マジかぁ!
偲ちゃんのタトゥーのデザイン描けてたのかよ、早く云えよな
良いじゃん、今見せろよ!
てか、偲ちゃんのタトゥーのデザインなんだからよ、敦子ちゃんにも一緒に見て貰おうぜ!
むしろ丁度良いじゃねぇか!
敦子ちゃん達早く入って来ねぇかなぁ
あ、それもそうだね
偲さんのタトゥーなんだから山口も一緒に見て貰った方が良いよね
一応ね、2パターン描いて来たんだけど片方は保険で俺の中ではどっちって云うのは決まってるんだけどさ
どっちから見る?
あ!ちょっと待て!
まだ出すなよ、出すんじゃねぇぞ!
またチビるといけねぇからトイレ行って来るわ
敦子ちゃん達が来てもあたしが戻るまで出すなよ!
タケシくんの前でチビったら格好悪ぃからな
直ぐに戻るからな、ちょっとだけ待っとけよな
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます