第298話 ママ、何故人間失格か(読み飛ばしてください)
昨日の、「人間失格発言」について、お話をしたいと思います。
最近、太宰治を読み返しました。「人間失格」も読みました。これからの読者の為に敢えて内容は伏せて置きます。その上での話です。
夕方の事です。夫がカレーライスを作ってくれていて、「今日はゆうちゃん、バーモンドカレー甘口、初挑戦だね」とかゆうちゃんに話し掛けていました。私は、ひなちゃんをあやしていました。その時、メンスは重かったです。
私がひなちゃんの口に指を入れてみて、ちゅぱちゅぱ吸うので、お腹が空いているなと思い、ミルクを作りに立った所でした。「お腹が空いているのではないか?ミルク上げたら?」と夫に言われ、立腹して、「今、ミルクを作りに行く所です」と答えると、「あ、そう」と言われ、私の怒りは増長されました。
私が、昨日、ゆうちゃんを保育園に送りに行っていた時に、瞑想して、メールで夫に、「結局、私とメールも電話も誰もしたくないんだな」と送信しました。それに対して、夫は、「そんなものだよ。人其々タイミングが違うしな」と答えました。
私は、今日、それについての詳細を聞きたいと質問しました。
私が、「少しの時間も作れないのか?」と言うと、夫は、「お前は経験が足りないんだ」と言いました。私は、カッと来て、「お前より年上だぞ。色々やって来た」と言うと、「年齢じゃないし」とか、私だって分かっている事を言い、生意気だから余計に腹を立てさせられたので、「私は怒っているんだ」とミルクを作り乍言いました。
それから、口を利かない事を決めました。
カレーライスが出来上がって、夫が、「ミルクも要るし、薬局に行って来る。他に要る物はないか?」と態と私を喋らせ様としましたが、ナプキンの袋を持って来て見せましたら、「これでいいんだな」と念を押されました。
カレーライスは食べませんでした。いつもの事なので、夫はそれ位の事では、何も言いません。詰らない事をしています。
その後、「ひなちゃんをお風呂に入れるか?」と夫に訊かれましたが、股を示して、お湯の外以外のお世話にしました。所謂ジェスチャーです。笑えますか?
それから、ゆうちゃんが覚えたての「ママ、ママ」を連呼してくれたのですが、言葉で答える事ができませんでした。「母親失格」です。その時はもう、死んでしまいたいと思いました。
私は、本当に口が利けなくなった事が、記憶のない範囲と記憶のある範囲であります。其々、時間はすばしっこく過ぎ、次第に口が利ける様になりましたが。
今回は、「私の怒り」の表現。「私は、やはり駄目人間なんだ」と言う観念。昔、弘前大学大学院で、他所の狂った雌豚狂授に、「あんたは人間じゃない」と罵倒された事を思い出した事。
それらを以って、一言で言えば、「人間失格」となります。それを私の脳裏に渦巻くモヤモヤとした迷彩の絵の具を水面に垂らして回した様な文様に辟易としている今の心境として語りました。
「人間失格」とは、昔も今も尚、私に相応しい能書きです。長所ではないのにね。はははは。
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*当時、疲れておりました。
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