第42話 貧民街の猫人族

 俺は依頼人の希望を叶えるべく動き始めた。思いがけない報酬で喜んでいるミリアとルキを魔導寺院へ連れて行った。二人を鍛えるにしても最低限『魔力袋の神紋』が必要だと考えたからだ。


 魔導寺院で神紋の扉を試す。ルキは大丈夫かと心配したが、二人とも扉を反応させた。銀貨を払い、ミリアとルキに『魔力袋の神紋』を取得させる。神紋を授かった直後は青褪めた顔をしていた。それでも『魔力袋の神紋』を授かるという意味を理解しているので笑顔になっている。


「カオル様、ありがとうございましゅ」

「カオルゥ、ありがと」

 二人は金を出した俺ではなく、薫に感謝している。―――何でだ。苦労してるのは俺なのに。


 その日は猫人族の娘たちと別れ、明日、迷宮前で落ち合う約束をした。北西にある貧民街の中に猫人族だけの宿泊施設が有るらしい。ミリアとルキは、そこを住処として生活していた。


 そこは数十年前に猫人族の商人たちが集まって建設した施設である。今では、雨が降ると雨漏りするようなボロボロの建物だ。それでも行き場を失った猫人族たちが身を寄せ合いながら生活していた。


 俺たちも『ラッキーお宝亭』に帰り、迷宮での疲れを癒やす。水浴びをしてさっぱりし食事の後、部屋で今後の予定を話し合う。


「迷宮都市に居られるのも後一〇日か」

 ちょっと寂しそうに薫が呟く。

「カオルン、一つ訊いてもいいか?」

「何?」


「君は中学生で、今は夏休みだろ。宿題はどうしたんだ」

「馬鹿な事を訊かないでよ。宿題なんてやってる暇なんか有る訳ないでしょ」

 当然だった。夏休みに入った直後から異世界に転移し迷宮都市で活動しているのだから。


「まずいんじゃないのか?」

「心配無用、宿題は両親に頼んできたから」

 自分の宿題を両親に頼む中学生というのもシュールな存在である。


「えっ、ご両親は引き受けたのか」

「もちろんよ。子供の私が働いたお金で生活しているんだから、文句は言わせないわ」

 薫の父親は商社マンだったが、昨年幹部と衝突して首になっている。元々優秀な人物だったので、それを機会に薫の会社で顧問になってもらい、面倒な雑務は全て引き受けて貰っている。


「家庭環境に問題が有りそうな気がするが、まあいい。それよりもこれからどうするかだ」

「今回の目的である迷宮を体験できたし、後は迷宮を探索しながら魔法の腕を上げたいわね」

「魔法か。そう言えば<風刃>を使った感想は?」


 薫が顔を顰める。スケルトン相手に何回か<風刃>を放っている。その結果はあまり芳しいものではなかった。命中率が悪過ぎるのだ。


「難しいのよ。何か方法はないかしら」

「この世界の魔法使いは、杖とか使わぬのか」

 剣を手入れしていた伊丹が、珍しく自分の意見を言う。


「使う魔法使いも居ます。ただ、魔法使いが使う杖には神紋術式が刻まれた魔晶玉が嵌め込まれており高価なんですよ」


 正式名称を『神紋補助杖』と言う魔法使いの杖は、最低でも金貨数十枚はする。魔力の制御を補助する機能を持つ杖で、これを使えば命中率は上がるだろう。


「この世界で日本円が使えればいいのに」

 薫の言葉に俺も同意した。何をするにも金を稼ぐ所から始めるのは正直しんどい。

「愚痴を言ってもしょうがない。魔法は練習するしかありません。明日迷宮で頑張ってください」


「ところで、ミリアとルキはどうするの?」

「考えてはいるんだけど、まずは魔粒子を蓄積して基礎能力を上げないとどうにもならない」

「そうすると、明日は魔物をたくさん倒して、魔粒子を放出させれば良いのね」


「正解、出来れば魔物を倒しながら第五階層を攻略したいな」

 第五階層を攻略出来れば第二ゲートが使用可能になる。迷宮ギルドの資料に拠ると第六階層は、森林地帯らしい。


 地下に森林が有るというのは信じられないが、事実らしい。植物は太陽光により光合成を行い成長するものだ。その太陽光がない地下で成長する樹木というのは魔物の一種なのか。


「私、思うんだけどミリアとルキもハンターになった方がいいと思うの」

 薫の提案に、俺は頷けなかった。

「それは止めといた方がいいと思う」


「何故?」

 単純な話だ。ミリアとルキは迷宮の荷物運びをして生計を立てている。ハンターギルドに所属すると、ギルドの規則により三段目8級にならないと迷宮へ入れなくなる。


 もし一〇日間で確実にハンターとして生きていけるようになるのなら、ハンターギルドもいいが、駄目な場合は元の荷物運びとして働かねばならない。それに魔粒子を蓄積するには迷宮の方が効率がいい。


 猫人族は身体が柔軟で動きも素速い。その反面、筋力は人間並みで獣人族の間では最低レベルである。魔力に関するものは、人間と同等か少し優っている。結果として、ハンターになって成功した猫人族は、魔導師として活躍している者が多い。


 ただ、魔法を使うには神紋が必要な訳で、その神紋を授かるにはかなりの資金が必要になる。猫人族のハンターが多い割に成功している者が少ないのは、『魔法は貧乏人に優しくない』と言う法則が関係している。


「ミリアとルキには、取り敢えず躯豪術を教えて、相応しい武器を探そうと思う。言っとくけど、一流のハンターにしようとかは無理だからね」

 俺は薫に念を押した。最低限の生活が出来るように鍛えるだけで精一杯なのだ。


「無理言って御免なさい。あの二人を見てると、どうしても放っとけなくて」

 気持ちは解かるが、ミリアやルキのような境遇にいる者は、この街に大勢存在するのだ。その者たちを見つけ次第救おうとしたら、こちらが身動き出来なくなってしまう。



   ◆◆◇--◆◆◇--◆◆◇


 俺たちと別れたミリアとルキは、二人手を繋いで貧民街の方へ向かう。途中、屋台で槍トカゲの串焼き肉を買って食べる。二人にとって久しぶりの贅沢だ。


「お姉ちゃん、これ、しゅごく美味しいね」

「そうね。こんにゃ美味しいものが毎日食べられるように頑張ろうね」

「ルキ、頑張る!」


 串焼きを食べ終わった後、雑穀パンを多めに買った。明日の朝食用だ。妹のお腹が鳴り、恥ずかしい思いをしないように。多めに買ったのは友人たちへのお土産用である。


 串焼きと雑穀パンで銅貨三枚を支払った。それでもミリアの懐にはたくさんの硬貨が有るので自然に笑顔になる。


 貧民街へ入ると独特の臭いが漂ってくる。よく分からない魔物の肉を焼く臭い、共同トイレから漂う臭い、猫人族や人間の汗の臭いなどが入り混じった嫌な臭い。


 通りの両脇にはあばら屋が並んでいる。丸太と土壁で作り上げた平屋で、屋根は樹皮葺きであった。二人が寝泊まりしている施設は、貧民街の中央付近に有り珍しい木造二階建ての建物である。しかし、所々板が剥がれ落ち隙間風が入るようなボロ屋で、人が住んでいなければ廃屋だと思っただろう。


 二人の部屋は東の奥にあり、八畳ほどの広さの部屋に四人が寝泊まりしている。二人以外のルームメイトは、ハンター見習いをやっている。


 その日、猫人族の娘であるリカヤとネリは、ルームメイトのミリアとルキが暗くなっても戻って来ないので心配していた。しかし、荷物運びの仕事は泊まりがけで迷宮に潜る場合があるので、うまく仕事に有りつけたのだろうと不安を打ち消す。


 リカヤは黒い毛並みの大柄な娘で猫人族の男たちから何度も告白されるような美人である。もう一方のネリは魔導師を目指すハンター見習いで勉強家の娘だ。


「ただいまぁ」

 部屋の入口から明るいミリアの声が響いた。

「遅かったじゃにゃい。どうしたの?」

「お仕事していたでしゅ」


 昨日とは違い、ミリアが嬉しそうにしている。昨日のミリアは仕事を貰えず、暗い表情をしていた。ミリアの後ろにいるルキも明るい笑顔を見せている。その顔を見てリカヤが、

「もしかして、儲かったの?」


「初めてのハンターに雇って貰えたの。しゅごい人たちだった」

 ミリアが詳しく説明しようとする前に、ルキが手足を振り回しながら説明を始めた。

「ミコトがにゃたでボコッで、イタミがきらきら剣でスパッで、カオルが魔法でヒュンだったの」


 ルキの説明は全く分からなかった。後でミリアに聞くと初心者のハンターが『魔物の巣』に居たゴブリンたちを殲滅させ、スケルトンを一〇体以上倒したらしい。


「そんなハンターが、荷物運びとしてミリアとルキを選んだの? 理解出来ない」

 ネリが失礼な事を言う。反論しようとした時。


「ミリアとルキが帰って来たって、本当か!」

 騒がしい足音を響かせながら、猫人族の少年が部屋に現れた。迷宮の前でミリアたちに忠告をしていたマポスと言う少年だ。ミリアより一つか二つ歳上だろうか。ミリアと同じ灰色の毛並みをしたガッシリとした体格の猫人族だった。


五月蠅うるさい、何なの?」

 リカヤがマポスを睨み付ける。その視線に一瞬マポスが怯む。

「何だよ……ミリアが変な奴らに雇われたから、心配してやっただけだろ」

 それを聞いたミリアが不機嫌な顔になる。


「カオル様たちは変な奴らじゃありません」

「ちょうよ。カオルぅはお姉ちゃんとルキがお仕事出来るように、鍛えてくれるんだかりゃ」

 ルキが口を尖らせながら告げる。


 その言葉に姉妹以外の全員が驚いた顔をする。荷物運びとして雇った者を鍛えるというのは聞いた事がない。マポスなどは何か別の企みが有るのではとうたぐり始める。リカヤが疑問を口にする。


「何それ?」

「カオル様が、私たちに同情して、ミコト様に鍛えて貰えるように頼んでくれたの」

 リカヤがムッと顔を顰める。同じ境遇の者が変に同情され誇りを傷つけられたと感じた。


「もちろん断ったんでしょ」

「一度は遠慮したんだけど、カオル様は言い出したらきかない性格らしくて、一〇日間だけ専属として働きながら鍛えてくれる事ににゃったの」


「運がいいわね。鍛えると言うのはあんまり期待しにゃい方がいいけど、一〇日間専属でしょ。それだけでも凄いじゃにゃい」


 ネリは賛成してくれた。この娘は合理的な考えをする子なのだ。ネリの意見にマポスが強く反発する。

「ちょっと待て、怪しいぞ。あいつら初心者だぞ。そんな余裕は無いはずだ」


 その様子を見てネリがクスリと笑う。マポスがミリアに好意を寄せているのは少し前から気付いていた。これは嫉妬も混じっていると感じてしまう。人間族の男であってもミリアに近付く奴は許せないらしい。


「ミコト様たちは、普通の初心者じゃにゃいよ。今日だってゴブリンメイジを倒して魔晶玉を手に入れたし、スケルトンも一撃で倒しているんだから」

「ちょうよ、お姉ちゃんとルキに神紋だってくれたんだから」

 ルキの最後の言葉は爆弾だった。


「「「何だってぇー!」」」

 ルキが言っている神紋というのは『魔力袋の神紋』だと皆が気付いた。一番安い神紋だとは言え銀貨二枚する。


 ハンター見習いや荷物運びで銀貨二枚を稼ごうとするとかなり難しい。薬草採りの依頼を引き受けても貰えるのは銅貨数枚、ゴブリンを三匹倒しても銅貨十数枚、その中から食費などの生活費を出し、武器や防具などの整備費、怪我した時の治療費などを考えると銀貨二枚は大金なのだ。


 実際にリカヤとネリも『魔力袋の神紋』を持っていない。リカヤたちに問題が有るのではない。ハンター見習いになったばかりの者は、薬草採りか、穴兎狩り、偶にゴブリンと遭遇して倒すくらいしか収入を得られないのだ。碌な装備もないのに強い魔物を狩ることなど自殺に等しい。


 リカヤの装備は、丈夫だと言われる赤葛あかかずらつるを編んで作成した赤蔓あかつるアーマーに、ゴブリンの置き土産であるショートソードである。この装備で戦える魔物は、ゴブリンくらいが精々で、槍を得意とするコボルトだと危ない。


 無理をすれば死ぬ。それが分かっているハンター見習いたちは、苦労を重ねてやっと『魔力袋の神紋』を手に入れるのだ。


「私たちの苦労は何にゃの……今日だって一日中駆け回って薬草を探したけど三本しか見付けられにゃかったのよ。しょれで夕飯抜きなのよ」


 リカヤが愚痴る。ネリもちょっと黄昏たそがれている。

 ミリアは『夕飯抜き』と言う言葉を聞き、お土産を思い出す。

「あっ、これを食べて」


 雑穀パンをリカヤとネリの前に差し出す。食い物を目にしたリカヤとネリは、物凄い勢いで食べ始めた。自棄やけ食いである。


 何故だか、マポスも食べている。それに気付いたミリアが、

「何であなたが食べてるの! ……あっ、駄目、それは明日の朝食用……」

 瞬く間にすべての雑穀パンが食べ尽くされた。


 当然、怒ったミリアにより、マポスは部屋を追い出された。



   ◆◆◇--◆◆◇--◆◆◇


 翌朝、俺たちが迷宮前に到着すると、集まっていた荷物運びの子供たちが一斉に走り寄って来た。何事かと思ったが、俺たちをスルーし、一緒の馬車に乗って来た他のパーティに群がり雇ってくれるように交渉を始めている。


 俺たちが初心者だというのは、既に周知されているようで、ここまで無視されると虐められているような気分になる。


「カオル様、イタミ様、ミコト様、おはようございましゅ」

「おはようでしゅ」

 ミリアとルキの挨拶によって、朝から傷付いた心が癒やされる。


「おはよう、今日は第五階層まで攻略する予定だから、迷宮内で泊まりになるぞ」

 俺が予定を告げるとミリアが頷いた。

「あっ、食糧とかは?」

「心配無用、全員分の保存食を買って来た」


 ミリアが少し考えてから、友人に迷宮内で泊まる事を連絡したいと申し出た。俺が許可を出すと猫人族の少年に走り寄り話しかけた。多分友人なのだろう。


 ミリアが戻って来る。何故か、ミリアの友人がこちらを睨んでいる。

「よし、出発するぞ」


 昨日と同じように伊丹の背負い袋をミリアが、薫の背負い袋をルキが担いだ。迷宮ギルドの職員に許可札を渡し、迷宮に入る。


 第一階層では、大量のスライムが湧いていた。寄って来るスライムを薫が無双する。ホーングレイブが縦横無尽に振るわれスライムが切り刻まれた。剣角は酸に強いので、武器が傷付く心配はない。中の一匹が見た事のない色をしていた。


「ちょっと待て!」

 俺が止めたが、既に遅く。銀スライムがホーングレイブによって切り刻まれた。次の瞬間、大量の魔粒子が放たれ始めた。銀スライムはスライムの上位種だと言う説を聞いた覚えがある。納得出来る魔粒子の量だ。


 俺はミリアとルキを呼び寄せ、魔粒子を一杯浴びるように言う。ミリアとルキは、体中の体毛を逆立てながら魔粒子を吸収する。それは初めて味わう感覚である。きっと、体中が熱くなり力が湧き上がるような感覚を噛み締めているのだろう。


 漸くスライムを全滅させた薫が、銀スライムが死んだ辺りから丸い玉を拾い上げた。

「魔晶玉なの?」


 パチンコ玉のような魔晶玉だった。スライムの魔晶玉は貴重なもので、銀スライムの魔晶玉でも金貨一〇枚以上すると聞いている。だが、真に貴重なのは魔晶管である。銀スライムの魔晶管に入っている体液は、上級治癒魔法薬の原料となるので、市場では金貨数十枚で売買されている。


 スライムから安全に魔晶管を剥ぎ取るには、魔法で凍らせるのがベストだと聞いた。『凍牙氷陣の神紋』の<凍結フリーズ>で凍らせた後、酸や毒などの有害物質を削り取り魔晶管を取り出すのだ。


「勿体無いけど、<凍結フリーズ>を使える者が誰も居ないんだからしょうがないか」

 俺は魔晶玉を魔系元素の水で綺麗に洗ってから、サラシを適当な長さに切った布で包んでリュックに仕舞った。


 ミリアとルキを見ると身体全体をプルプル震わせている。急激に魔粒子を吸収したので魔力酔いを起こしたようだ。早いが休憩すると皆に告げた。


「ミリア、ルキ、大丈夫? こっちに来て休みなさい」

 薫がミリアたちの介抱をしている。任せて大丈夫だろう。薫は自分の傍らで丸くなって寝ているミリアとルキの頭を撫でながら、満足気な顔をしている。


 一時間ほど休憩すると、ミリアとルキが元気になった。ルキなどは以前よりパワーアップしている感じだ。

「お姉ちゃん、もうしゅぐ『魔物のしゅ』らよ。頑張るでしゅ」


 小さい子供の方が順応力が高いのだろうか。確実に増えた魔導細胞を使いこなしているようで、軽い足取りで進んで行く。ミリアは力が強くなった事に少し戸惑っているようだ。


 『魔物の巣』には、昨日と同様に大量のゴブリンが居た。昨日、あれだけ倒したのに同じような数だけ湧いているのは、迷宮ならではの不思議である。


 昨日と同じように閃光弾を投げ込み、強烈な目の痛みで苦しんでいるゴブリンたちに止めを刺す。合計二十五匹のゴブリンの中にゴブリンメイジが二匹も居た。もちろん、魔晶玉二個をゲットである。


「ミコト殿、こいつが持っているのは魔法使いの杖ではないか」

 伊丹さんがゴブリンメイジが持っていた杖に気付き、俺に尋ねた。杖を拾いじっくりと調べてみる。杖の握り部分に魔晶玉が使われている。


「正真正銘の魔法使いの杖のようだ。無茶苦茶高価なお宝だ」

「ねえ、ミコトさん。それ私が使っちゃ駄目かな」


 薫が魔法使いの杖と聞いて興味を持ったようだ。眼をキラキラさせて杖を見ている。後に調べてみると、ルーク級魔物の魔晶玉を使った三等級神紋補助杖だと分かる。三等級の中古であっても金貨三〇枚ほどするのでお宝には違いない。


「俺は構わないけど、伊丹さんは?」

「薫会長が使うのなら、拙者に異存はない」

「ミリアとルキはどうだい?」

「カオル様は魔導師なのでしゅか? しょれなら使った方がいいと思いましゅ」

「ルキも!」

 ミリアが同意する。すかさず、ピョンと飛び上がったルキも同意する。


「皆、ありがとう。大事に使うね」


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