第12話 おばあ様の手紙

 ダリルさんが、性別をばらしたため、かなりの大騒動なった。しかし、キャサリン隊長は、僕と出会った頃から女であることを見破っており、連れてきたビル隊長は、しっかり調べていないので上の人にかなり怒られたそうだ。

 実は、20年前キャサリン隊長も男として入学しており、同じようなひと騒動あったらしい。それを救ったのがハルク総隊長で、みな口々に既視感があったのは、これかと話したそうだ。僕は、女性騎士として認められ騎士学校に通える事なった。女である事は、アデルとルディには伝えた。かなりびっくりしてだけど、平民は、女の子の友達もたくさんいるから気にしないと言ってくれた。アデルが「貴族のやつら腰抜かすぞ」と言っていた。ひしし驚かせてやる。

 ラディリアスが僕を崖から突き落としことは、いわば殺人行為なので処罰として牢に送ると話があったがダリルさんがユーリアム公爵に恩を売った方がいいからと情状酌量で騎士学校を退団となりユーリアム公爵からがっぽりお詫びの品(金銭)をもらい、僕達の生活は、かなり潤った。

 

 父さんは、隠れた経歴から騎士学校教師として迎えられ、もっている知識がかなり有効で意見を求めに官吏の方が良く訪れるそうだ。学校の仕事も忙しそうだ。


 僕達は、騎士住宅街に移り住んだ。

二階建のタウンハウスになっており、キッチン、リビングやお風呂、部屋も3部屋ありかなり広い。隣の家は、ふふふっ誰だと思う?ネイル副隊長の家なんだ。だから、わからない事があったらネイル副隊長に聞けばすぐわかるんだ。奥さんは、きれいな方でアニーさんと言って女の子しか聞けない悩みを教えてくれるお姉さん的存在なんだ。2人の子供のジェニファーちゃんも可愛くて、暇な時は、一緒な遊ぶんだ。



ダリルさんが仕事から帰って来た。

「ただいま。リーラびっくりするぞ!学校に手紙が届いていたんだ。ローリーからだ!」

「えっ?!本当!おばあ様!良かったー。読みたい!読みたい!」




ロン様へ

 無事、ノーザンランドには、着いていますか?この手紙を読んでいるということは、騎士学校に入学できた思います。おばあ様は、あなたが国を出た後すぐにアンデルク国に行きました。

 知っているかと思いますが、おばあ様の家は、アンデルク国で有名な商家なのです。

 もし、あなたがノーザンランドで大変ならこちらに来る事が出来ます。

 実は、我が家のレキシントン家がドレスブテックを立ち上げる事になり、私は、デザインを担当する事になりました。私は、あなたに着せたいドレスを想像して書いてるのよ。それが人気になりおばあ様は、かなりお金を稼げるようになったので心配せずにこちらにいらっしゃい。

店の名前は、ローリーブテックハウスよ。今店に住んでるのよ。もしこの手紙を読んだら必ず連絡ください。

     あなたのおばあさまより。

     ローリー・レキシントン

住所 

5 パークホーム通り      

アルティーレ アンデルク国




「アルティーレか、首都だな。リーラどうする?行くか?」

「ううん、行かない。僕、騎士になりたいからね。この国にいる。でも、遊びに行っていいよね。」

「あぁ、もちろんだ。ローリーにも来てもらおう。しかし、ローリーすごいなぁ。短期間で店を構えるとは職業婦人だ。女は、強いな。さぁ返事を書こう。俺の手紙も入れてくれ。あと、何度も言ってるが「僕」は、駄目だ、「私」と言いなさい。」

「はーい。ダリルさん。ねぇ…家でも父さんって読んでいい?」


ダリルさんは、少し驚いた表情を浮かべたが、照れながら、

「…あぁ、いいよ。」

と言ってくれた。

「ふふ。ありがとう。」


私は、すぐにおばあ様に返事を書いた。



おばあ様へ

 おばあ様お元気ですか?私は、元気です。おばあ様が無事でいることがわかりうれしいです。おじい様は、一緒ですか?元気ですか?

 私は、おばあ様の所に行きたいですが、友達もたくさん出来て騎士学校が楽しいのでこのままノーザンランドにいようと思います。休みには、おばあ様のところへ遊びに行きます。

 昔、居候していたらしいダリルさんを覚えていますか?この国で会い、ダリルさんは、騎士学校の先生をしてます。

 今は、ダリルさんの娘として暮らしていて、ダリルさんは、ご飯や洗濯、後私の髪をといてくれたり本当のお父さんみたいです。

 おばあ様もお仕事すごいね。いつかおばあ様の作った服見たいな。頑張ってください。またね。

   あなたの孫 リーラ・ハントン

住所 

1205 ナイトリア通り グランティナ

         ノーザンランド



私は、早速おばあ様へお手紙をだした。早く着くようにと願いをこめた。


 しばらくして私の家におばあ様の手紙が届いた。一緒にたくさんの洋服とともに。



服については、また別のお話で…

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