第3話 この世界はファンタジー!?

もう、俺がこの世界に来てから15年たった。

この世界は俺の知るいわゆる

「ファンタジー」の世界だ。

魔法もあるし、モンスターもいる。

この世界では「魔力」というものが

存在しており、それを根源にして、

魔法を使うことができる。

ただ、少し気になったことは化学は

「この世界では古代に存在していた技術」

という扱いで、おとぎ話になっていた。

「おーいゼイビスー訓練の時間だぞー。」

ちなみに俺はこの世界では、

ゼイビスという名を貰った。

「今日は初級魔法 メラをやろうか。」

ちなみにこの人は俺の父親、ラミスだ。

ラミスは有名な騎士団の元騎士長らしい。

実際親以外に聞いたことはないが

自分の親が元騎士長とは誇らしいことだ。

「炎よ我が力のなり、我に従え!」

ラミスが今唱えているのは詠唱。

魔法を使うには詠唱が必要なのだ。

「はっ!」

ラミスの手に赤い魔力が集まり

それが火になった。

「これが初級魔法 メラだ。」

「さぁお前もやってみろ。」

「わかった」

手を前に出し、同じ詠唱を唱える。

・・・

「はっ!」

しかし、俺の手にはバカでかい火球、

一直線に飛んで行った。

俺はあっけに取られて声が出なかった..

「おいゼイビス!あれはなんだ!」

と父は言った。

「あれはメラレベルのものじゃないぞ!」

「あれは上級魔法程の力があるぞ!」


この瞬間が、元ニートの俺が

大賢者へとなる第一歩だった...


第3話 完

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ニートの俺が大賢者!? @kurumaninoritai

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