潛(お魚おいしい)

ぜん



猗與漆沮いよしつそ 潛有多魚ぜんゆうたぎょ

有鱣有鮪ゆうてんゆうい 鰷鱨鰋鯉ちょうしょうえんり

以享以祀いきょういし 以介景福いかいけいふく

 ああ、漆水や沮水に仕掛けた置き網で、

 多くの魚が捕れた。

 テンやイがおり、

 他にもハエ、ギギ、ナマズ、コイ。

 さあ、これらを神に捧げ、

 大いなる福を求めようか。




○周頌 潛

大いなる収穫を得た喜びを歌う。ここではむしろ採れた魚の種類を学ぶという、それこそ孔子が語っていたことを引き合いに出すのが良いのやもしれぬな。テン・イ・ハエ・ギギなど、全く想像がつかぬし、と言うかここで名前が挙がっているからと、ナマズやコイが我々の知るそれであるという確証もない。難しいものである。




毛詩正義

https://zh.wikisource.org/wiki/%E6%AF%9B%E8%A9%A9%E6%AD%A3%E7%BE%A9/%E5%8D%B7%E5%8D%81%E4%B9%9D#%E3%80%8A%E6%BD%9B%E3%80%8B

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