東門之楊(すっぽかし/風俗の乱れ)
東門そばのヤナギは
葉をこんもりと茂らせる。
宵方に会う約束だったのに、
もう星々が輝いている。
東門そばのヤナギは
葉をこんもりと茂らせる。
宵方に会う約束だったのに、
もう星々が輝いている。
○国風 陳風 東門之楊
柳の木の下で、あの人を待っているのに、待てども待てどもやってこぬ。今であれば即ライン案件であるが、この時代ではうかつに動けばすれ違いともなろう。というか携帯が普及してからまだ二十年程度しかたっておらぬので、この詩にある光景はつい最近まで日常だったわけである。とても戻れる気がしないな……。
○儒家センセー のたまわく
陳の風俗が乱れていた、婚姻の儀が成り立たなかったり、このように外で逢引したり、しかもすっぽかされたりしていたのである! まこと陳の風俗はけしからんな!
毛詩正義
https://zh.wikisource.org/wiki/%E6%AF%9B%E8%A9%A9%E6%AD%A3%E7%BE%A9/%E5%8D%B7%E4%B8%83#%E3%80%8A%E6%9D%B1%E9%96%80%E4%B9%8B%E6%A5%8A%E3%80%8B
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます