異端少女らは異世界にて

作者 すめらぎ ひよこ

読んでて終始、笑いっぱなし──「このまま走り続ければ、書籍化出来る!」

  • ★★★ Excellent!!!


 この作品は──“どうしようもないポンコツ女子高生5人(人間性に問題があり過ぎ)を集めた異世界転生もの”です。

 そんな5人が、異世界の魔王を倒す。

 当然、問題しか起こりません。


 予想の遥か上を進み続ける、人格破綻者たちの非道な行いの数々……。
 そんな仲間たちの問題行動・発言に、主人公の冷静なツッコミが冴えわたる。
 ですが……唯一の常識人枠と思われた、主人公も実はイロモノで。


 文章だけで、人を笑わせるって、すごく難しいことだと思います。
 それを各話ごとに、やってのける作者様の力量に、ただただ脱帽です。


 そして、他の方のレビューにあるとおりなのですが、この5人の主要キャラがそれぞれ、とても魅力的なんです。
 液晶モニタの白黒の文字の中で、圧倒的な存在感を放ちながら、眩しいくらいに暴れてくれます。

 頭脳が切れ切れのサイコパス
 人を斬ることに愉悦を見出す剣の達人
 内気なだけの常識人と思ってたけど、アレな性癖を持つ女の子
 属性盛り過ぎの謎の機械生命体
 庇護欲をそそるような可憐な生物兵器.


 
 そして、この作品は、はみ出し者たちの絆を描いた物語でもあります。
 同類意識から来るのであろう、仲間意識が、彼女らの言動に、ポロリポロリと垣間見え──。
 胸の内に、なんとも言えない、甘い痛みを感じてしまう。

 そんな感傷的な部分も、滲ませつつ、話はテンポよく進んでいきます。


 個人的には、「このすば」と同じくらいのクォリティー。
 そして、登場人物の酷さは、「このすば」以上です。

 面白くない訳がありません。


 読んで絶対、損はさせない、万人に向けてオススメ出来る──最強(最狂)のエンタメ作品。

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