第101話 シリウス逃走をはかるが・・・
シリウスは逃走をはかっていた。
戦神ララがやられた瞬間全員の意識が集まった瞬間に逃げることに成功していた。
「ここまでくれば、大丈夫か!」
シリウスは必死に逃げ続け、戦場を離れた。
「さて、これからどうするか?諸島連合に逃げ込み、再起を・・・」
「逃がすわけがないでしょう・・・」
「だ、誰だ!」
「私はバエル貴様を殺す者だ!ここで私の手柄となるがよい!」
バエルはやっと手柄首を見つけた。途中、ラスに横取りされてから見つけれてなかった。
「その首、置いていけ!」
バエルは剣を横凪に振るう、しかし、シリウスは下に下がりかわす。
「何!かわしただと・・・」
よく見るとシリウスの足が溶けていた。
「さては、ラスさんいるんでしょ!」
「ばれましたか。」
ラスが物陰から出てきた。
「なんで盗るんですか!」
「バエルさんこそ、手柄首を一人占めなんてズルいですよ、ちゃんとわけなきゃ♪」
「ラスさんには言われたくないです。そもそも、本陣に帰ったはずでしょ!」
「あっちは分裂体に任せました。本体は仕事熱心に手柄を探してバエルさんに張り付いてきました。」
「その熱心なのいらないから!」
話してる間もラスはシリウスの手足を溶かす。
「仕方ないですね、それでは帰りますよ。じゃあね。」
ラスはシリウスを引きずり帰ろうとする。
「待ちなさい!」
バエルは引き留める。
「私も本陣に帰って、ラスさんの横暴を訴えます。」
ラスは慌てだす。
「や、やだな。バエルさん冗談ですよ。これはちゃんとバエルさんのって説明しますよ。」
「陛下に御判断願いましょう。」
「待ってよ~怒られちゃう。」
「怒られてください。」
「話せばわかる。」
言い訳するラスと一緒に本陣に帰っていった。
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