第64話 閑話 マリアとチカ
皇女宮に4人は案内されていた
「ようこそお越しくださいました、わたくしは第二皇女のマリアといいます」
マリアは丁寧に挨拶をしていた
マリアの挨拶にユウヤが代表して答えていた
「これはこれは丁寧な挨拶をありがとうございます、私達は倉田さんの部下でユウヤ、シン、カズマと申します、それとこちらは倉田さんの上司の娘のチカと言います、以後お見知りおきを」
互いの挨拶がすんでから和やかに会食は進んでいたが意を決してマリアがチカにたずねてきた
「あの~チカさんは倉田さまの事をどのように思われているのですか?」
「叔父さんの事?優しい叔父さんだよ、マリアさんはどう思っているの?」
マリアは頬を赤く染め
「す、素敵な方だと思ってますよ、たくましくて、勇敢な頼れるお方です」
それを聞きチカはマリアの恋心を理解した
「素敵な想いですね、私は応援します、あと私は叔父さんとは何もないから安心してくださいね、私の好きな人はゆうちゃんだから、とっちゃダメだよ」
チカとマリアはお互いの恋話で盛り上がり打ち解けていた
それを盗み聞きしていたシンは
「大変だ!ゆうちゃん」
「なんだ?」
「マリアちゃん、倉田の兄貴に惚れてるらしい
「正気か!ってか年の差あるよな」
「倉田のロリアニキは一体皇都でナニしてるのかな」
「うわぁ~、やっちゃったかな?」
シンとユウヤの会話はチカとマリアに筒抜けだった
「そこ、茶化さない、マリアさん気にしないでね」
「ええ、ところで皆様に質問なのですが、私はまだ倉田さまに想いを告げてないのですがどうすれば伝えられるでしょう?」
「はだかになって誘えば~~~」
「こら!シンくん真面目に答えて!」
「だって、倉田のロニキの恋愛観知らないよ、なぁゆうちゃん」
「そうだよな、以前付き合えた女がいた事が不思議なぐらいだし」
「結婚式で離婚したんだっけ?」
「そうそう、結婚式の日に捕まって来れなかったから離婚されたはず」
「そもそも、あの人は女に興味あるのかな?」
「どこで女を選ぶんだろう?顔?胸?」
ユウヤとシンは結論がでなかった
「おやっさんなら女の好み知ってるかも」
「わかった、お父さんに聞いてみる、わかったらマリアさんに伝えるからね」
「お願いしますね、チカさん」
二人は仲良くなり、ユウヤは通信アイテムをマリアに渡す事になった
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