ピアスを題材にして、思春期の子供の価値観の変化を上手に描き出している。私も含めて、思春期を経験した人は多かれ少なかれこの作品に共感できる部分があるのではないでしょうか?
ピアスで少女の自分の道へ進む強さを表現しています。自分で知り自分で考え人に流されず自分で生きていく、それが中々できない子供もいるだろう。本作は自分の意思で生きるということをとても考えさせられる。作者の知人なのでいつも新作が出るたびに小説を読ませて頂いておりますが、これは今までの中で一番好きです。とても深く心に響きました。