ピーピング・トムの執心

 思わず生唾を飲み込んだ。今日この学校に転校してきた黒と白の二人の女子生徒。

 スレンダーなツンデレと、グラマラスで人たらしの関西弁女子。

 しかも二人は親密な仲らしく、あの教室で濃密なコミュニケーションを取る姿を披露した。予想通り、二人をターゲットにした膨大な数の依頼が届いている。

 加えて今回は男子生徒だけでなく、一部の女子生徒からも……。

 これだけの生徒があの二人の少女に欲望を抱いているという事実、そしてそれを満たせるのがこの選ばれし自分だけだという自覚。

 圧倒的な全能感と優越感がこの身を満たす。笑いが止まらない。

 夏樫という女子生徒は残念ながらジーンズを履いているが、午後には体育の授業があるので需要に応えるには十分だ。

 それぞれ単独での各アングルに、二人の絡みもあればなお良いだろう。

生徒会の鼻先で、存分に飢えた生徒たちに振る舞ってやろう。黒と白の下着の饗宴を――


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