勇者が刻む、生きた証を〜全てを終わらせた元勇者と、全てを失った魔王の娘は、共に旅をする〜

作者 高峰 利世

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★★ Very Good!!

主人公が断腸の思いで魔王を倒す所から始まるという、稀に見るハードな幕開け。しかし、その悲しみがあったからこそ、主人公と魔王の娘が共に旅をするという目的に感情移入しやすい緻密なストーリー構成が目を引きます。

物語の大筋部分は非常にサクサク読みやすく、明快な地の文とわかりやすい描写でストレスなく読み進める事ができます。

主人公の強さもチートのような強さではなく、しっかりとした歴戦の強者として書かれており、好感が持てます。
なお、魔王の娘は非常にカワイイ。

★★★ Excellent!!!

本作のオススメできる点としましては大きく3点あげられるかと。

①会話文と地の文のバランスが良く、テンポよく読み進めることができる。

それに加えて辻褄の合わない個所や理解しにくい箇所がないことがとても良い。
基本的なことかもしれないが、その基本ができているダカヲさんの作品はストレスなく、読者に物語を届けてくれます。


②キャラが増えすぎず、物語上の人間関係を把握しやすい。

主人公シンと魔王の娘ハルの2人にスポットライトが多く当てられており、それがほとんどぶれないのでキャラクター(特にシンとハル)に感情移入しやすい。


③戦闘シーンと技名がかっこよい。

主人公シンは雷魔法を用いて色々な技を発動させて敵を倒していくのですが、いちいち技名がかっこよくて、どんな技なのか興味をそそられます。
実際にどんな技なのか分かったときも、「この技かっこいいな!」ってなりますね。


ぜひ、一度ダカヲさんの生み出した物語の世界へ足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?