◇第49話◇そしてやっぱり月曜日
起きぬけの髪は、ぐしゃぐしゃとベトベト感がミックスされてて、やっぱり昨夜シャワー浴びて髪洗えば良かったと後悔を新たにする。
嗚呼!もう週のはじめ初っ端からこの始末。
◆
今朝起きたのは5時過ぎで、昨夜寝たのは1時過ぎとかだったんだと思うんだけど、原因?は長男と歌のハナシで妙に盛り上がったから。
初めは、わたしが気分転換にと携帯の着信曲色々変えたことからで。
一応、それぞれに曲を分けてたりするんで、個別の着信曲とは別の基本的な着信曲に、親子して今、一番多分ハマってる。
マンガのアニメ化の主題歌設定。
試し鳴らし?してたらそれに喰いついてきた。
「やっぱ、サイコーだよね。この曲すげーあってるもんね!」
っていう長男に力強く同意!
それから、そのマンガの名場面?迷場面、名台詞と迷台詞を交互に言っては、そうそう!イイ!!って一緒に笑い転げる。
そのうち、自分の中の名曲集にハナシは移って、そーいや昔、家族でカラオケとか行った時の、おとーちゃんの得意な曲ってこんなのあったよね、とか。
薄くホコリすら被った仏壇前で盛り上がってる二人。
下二人はとうに夢の中。
仏壇の中のおとーちゃんも呆れ果ててたかもだけど。
だって、多分、これがわたしたち家族流の
◆
何やってるんだろうねぇ、この親子は。
一応、ジュケンセイとその母なんだけど。
さすが我が子というか、笑いのツボ、ソコよソコ!
わかりやすいほど精神構造も似過ぎなんだよなぁ~って。
この子の未来の道のりを案ずる。
けど、それもキミの人生。頑張りたまえ。
肩叩いて背中押して送り出してあげるから。
落ちるも滑るも散るもバンバン使い放題。
「ったく配慮はないのかぁ~~~!」
っていうから
「無いね!」
って力強く答えてやったら、
「ひでー母親~!」
って大ウケして爆笑してた。
つうか、そんなくらいで落ちるもんなら、どうしたって落ちるやろ。
それに、もしも落ちてもそれで終わりなわけじゃない。
そこから別の道が
塾にもいってないし、こんな調子だから、むしろ本人の方が、しっかりせんといかん!と思うらしい。
なにやら模擬試験とか申し込んだりして行ってるし。
うん。自分なりに悔いの残らないようにやればいいんやないかな。
やるだけやった結果なら納得もできようよ。
◆
そのうち、いつの間にか、どうも寝てたらしい。
何故かというか、ほぼ予想通りに、二人して予定変更。
わたしの目論見→ちょっと一休みしたらPC立ち上げて仕事に戻る。
ジュケンセイA君(長男)の目論見→模擬試験の反省を踏まえて次の実力考査に備えて勉強。
玉砕。っていうか、自爆?
◆
朝5時は中途半端な時間だったから
昨夜しかけ損ねた炊飯作業、即炊スイッチオン。
味噌汁ありゃあ朝ごはん良しとしようよ。
月曜日恒例のそれぞれの持たせる洗濯済み用具の振り分けとチェック。
とかしてたらすぐに6時だし。
PC開いてこういうの書いてると、もう7時じゃん、時間経つの早すぎ!
そろそろ子供たち起こすけど
多分、絶対寝起き悪いから、アイツら(笑)
ため息、ひとつついて
でもとにかく、そろそろいきます。
◆
結局、道に倒れてもジタバタしても。
もう今度こそダメだ、とか、何回目か覚えてすらなくなった台詞吐いて空元気でも。
わたしってば、充分に生きることに、まだしがみついてるってことです。
◆
子供たち送り出したら仕事の急ぎの部分をとりあえず済ませて。
それから、シャワーして、このベトベト逆立ち頭、スッキリさせて……。
ハチマキ締めなおして、始めることにします。
月曜日 週の初めの日に。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
*この頃のこと*
長男が受験生の頃ですね。
まだスマホとかじゃなくて携帯電話の着信音に凝って色々変えてたんですねぇ。
この日記に出てくるマンガって何だったかなぁ。
しかし、受験生の母とは思えぬ体たらくで、まったくもってお恥ずかしい限りです。。。(大汗)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます