第161話クリスマス

クリスマス

クリスマス


そういえば去年のイブは純のミニスカサンタコス。

○○で興奮したな~、なんて思っていたら

「かっちゃん?去年のこと思い出していたでしょ?!」

「えっ、なんでわかるの?」

「かっちゃん、いやらしい顔してる」

「はい」

「ひょっとして、今年、私と竹下さんがあの恰好したらって思った?」

「いや、そんなこと 」そう言われて、

思わず竹下さんのミニスカサンタコス、そして純のミニスカサンタコス・・両手に・・エロエロハーレム。

「かっちゃん!」

「ごめんなさい」

エロな妄想でムラムラしていたら、純がゆっくりと服を脱ぎだして・・・今まで見たこともいないようなすっごい下着を着けて、それって・・・・・・

「もう、かっちゃんったら」そう言って俺にすり寄ってくるもんだから、抵抗もなく、純に押し倒され、されるがまま、そのまま2人の世界に。

「他の人に目移りしちゃダメ♡、私だけのかっちゃんなんだから♡」

ゴメンネ、そんなことしないよ、アイシテル。

「ごめんね、純だけだよ」 

昼間のあの「村井さん」がこんな恰好で迫ってくるんだから・・・もうダメ、俺のすべてをささげるから、ねえ純、私のすべてを奪って。

一晩中、純に言われるまま、されるがままもう体中の液体という液体が・・・・・・全てからからっからになるまで・・朝日が・・・・・・外はチュンチュン、もうヘトヘトに。

なのに・・・純は今までになく元気。

いつもなら朝は俺にぴったりくっついてフニャフニャなのにずーっと起きていて

俺のが・・・思わず「サキュバス純」

「ふぁっしゃん、ふぁーに?」口にモノを入れたまましゃべらないで~、

俺はそのまま気絶するように寝てしまい、いつもと逆転。

お昼近くになって、やっと俺は起きることができ、スッキリつやつや顔の純がベッド脇にトーストとスクランブルエッグとコーヒーを作って持ってきてくれた。

食べ終わると、純にせかされシャワーを浴びに。

その間に純がベッドのシーツやらなにやらを洗濯機に、ようやくすっきりして1階リビングに行くと

「今日はクリスマスだね」

「うん」

「いっちゃんたちは2人でどこかに行くみたい」

「うん」

「お母さんたちは会社関係のクリスマスパーティだって」

「うん」

「ねえ、どうしたの?さっきから『うん』ばっかり」

「うん、まだちょっと頭がふらふらしてて・・・ごめん」

「ふ~ん、そう、昨日から? どんな気分?」

「うん・・・すごく良かった」

「そう、私にメロメロ?」

「うん、もうメロメロ」

「あ~、またこんなになってる~」

「……」

「でも、今はダメよ、続きは今夜ね♡」

「うっ、うん」

ようやく体が元に戻ってきたので、これからどうしようか2人で相談。

クリスマスなんだから、青山とか昨日焼肉を食べた駒沢の近所の三宿とか横浜とか・・・・  

東京カレに載ってるようなお店でご飯を食べるとか・・・考えていると、

「ねえ浅草に行ってみない?」

ほーっ、それは思いつかなかった、良いかも

別にクリスマスにこだわる必要はないんだ、2人楽しければ。

「うん、それ面白そう」

「ね♡」

早速2人は着替えて、電車と地下鉄で浅草へ

大きな赤い門にぶら下がっているばかでかい草履を見ながら、阿吽?そして仲見世のあの昔からある雑多な雰囲気、2人で歩く、なんかこの感じ、良いね♡

お賽銭をチャリーンゴトッ、線香の煙をもくもくと浴びて・・・混んでいるけど日和気分。

どぜう?・・・2人で目を合わせ・・・ちょっとわからないから天丼にした、なんか黒っぽい・・ゴマ油が良い味。

そして帰りに仲見世でジェラード、いつものように2人で1口ずつ。

時々純を見て振り返ってくる人がいるけど(結構多いけど)純は全然気にしない、俺の手をしっかり握って微笑みながら焼きたておせんべいが、とかあのカステラとか、うれしそうに。

みんなは綺麗というけれど、確かに信じられないくらい綺麗だけど、俺にはとってもかわいく思えて、思わず、かわいい!世界最強ウェポン純、もう俺はメロメロだよ、

浅草らしい喫茶 船輪 で和風のパフェ

「今度はあそことあそこにも行く?」

「うん スカイツリー?」

「そう、それからあの船も」と言って あっちの空にそびえる塔や川を見ながら、地下鉄と電車で俺の実家に挨拶に寄ることに。

この日は、母さんと父さん妹にプレゼントをそしてお義母さんとお義父さん、恵ちゃんにも、

クリスマスだからケーキは自分たちで用意しているだろ・・・浅草・・・和菓子のお土産も。

「あら、2人でデートの帰り?」

「はい」

「浅草?」

「はい」

「ちょっと年寄り臭くない?」

「そんなこといいだろう」

「克己、クリスマスに浅草って、あなた純ちゃんこと考えて行ったの?」

「ああ」

「お義母さん、2人で相談して行ったんですよ、こういうところがいいんじゃないかって」

「そう?なら良いんだけど、この子って気が利かないから、純ちゃんも大変でしょ?」

「そんなことないです。とってもやさしくしてもらってます♡」

「そう?気に入らないことがあったら、言ってね、その時は私が変わって克己を叱るから」

「はい♡」




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