第114話こんな事があって・・・
前話が長い分、この回は短いです。
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こんな事があって・・・
本当にこんな事があって・・・・・
社員やスタッフの人達に挨拶を2人でする、一緒だけど社員の人もスタッフの人も何も気が付かなかったみたいで、そのまま会議室に入り2人で作業をしながら、純を見るとニッコリ笑って返してくれる。
俺も思わずにこりと笑ってしまって、くそっ、やっぱり俺は純が大好きなんだよ、そんな微笑んで俺を見たらもう・・・力が抜けて・・・・・・顔がにやけて元に戻らない・・・。
お昼になって、純と2人
純がうれしそうに
「ねえ、かっちゃん、いやらしい顔してる♡」そんな純だってニヤニヤしてるぞ
「うれしくて、にやけちゃって、顔の筋肉が緩みっぱなしで・・・」
「そんなにうれしいの?」
「うん、大学の入学通知と婚約した時の両方合わせたのよりももっとうれしい」
「ほんと?」
「ほんと」
「私も、いままで生きてて一番うれしい、夢みたいだよ♡」
2人、テーブルの上で手を絡めながら食べるから・・・食べ終わったのが休み時間ぎりぎり。
これから、ずーっと一緒に塾のバイトだと思うと、うれしくて。
純のモデルの仕事の時は、俺は付き添いだったからどちらかというとおまけみたいな扱いで、はっきり言って気分は良くなかった。
でもこれは2人がバイト仲間、授業は一緒じゃないけれど、同じ時間に来て、同じ時間に終わって・・・かなりの時間が拘束されるけど、バイトがこんなに楽しいなんて思わなかった。
それからのバイトは夢のようだった。朝バイクで純の家に、2人で塾に行って、個室で2人っきりで作業して、お昼も2人一緒、そして帰りもバイクで純の家に、そのまま純の部屋に行って・・・天国に昇って、また明日って言って家に帰る。
母さんが「何ニヤニヤしてるのよ」って
「よかったわね」って言ってくれたけど何で知ってるんだ?
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