第85話初めての旅行

初めての旅行

初めての旅行


卒業の時に約束した旅行に、最初は北海道、沖縄とかどんどん話が膨らんだけれど、現実を考え最初は近場から始めようということに、一番近い箱根温泉、バイクでタンデムするにはちょっと・・・電車で、温泉旅館(ホテル)は部屋に露天風呂がある。

ロマンノカ―から登山鉄道に、そして強羅、一旦ホテルで荷物を預かってもらい、ちょっと観光。

俺達、付き合い始めた時から受験勉強の真っ最中だったから、恋人デートの定番の水族館にも遊園地にも行っていない。そんなデートは今までしたことがなく。

本格的なデートは今日のこの1泊旅行。

2人ともワクワクでちょっと舞い上がっている。

ずーっと手をつないだまま、公園とか美術館まわり、ぴったりくっついて2人同じものを見て・・・軽く唇にキスしたり、もう回りの目を気にしないで2人の世界、こういうデートってこんなに楽しいんだ~。

夕方、食事の前に温泉に入ろうと、ちょっと早めに旅館(ホテル)に。

部屋に案内されると、シティホテルとはまったく違う雰囲気、そして景色。

2人、それぞれ温泉に入り、部屋で着替えてから、部屋を出て食事に。

凝った盛り付けの料理が次々に出され、シェアする必要はなく、2人で「これ おいしいね」

「うわ~ きれい」と言いながら食事を楽しむ。

純はインスタをしていないから?いちいち写真をとることもなく、俺ばっかり撮ってるけど、俺も純ばっかり撮ってる。

 食事を終え、部屋に戻ると、純がベッドルームに行ったので、後を追うと・・・・・

「あのね、私の体こんなになっちゃった。かっちゃんと2人でいると、どうしてもかっちゃんがほしくなる・・・・・だって・・・かっちゃんは私のものだよね・・」

純の・・を見ると・・・何もしていないのにもう準備ができている・・・

そういう俺もしっかり準備ができて、純はそれを見て右手でやさしく・・・

「・・・・かっちゃんの体もこんなに・・・・」

いつもの事だけど、ベッドは2つあるのに・・・・・・。

いつもの事だけど、2人天井を見ながら、純はクンクンペロペロ

息が整って、「お風呂一緒に入ろうか」「・・・うん・・・」

2人はその恰好のまま、部屋にある露天風呂に、お互い見慣れているはずなのに、一緒にお風呂に入るのはちょっと恥ずかしく、でも興奮・・・・・

結局お風呂の中で・・・、洗い場でも・・・・・・

ベッドに戻ると、シーツが湿っているので、2人おんなじ考え、もう1つの使っていないベッドに・・・・でも結局、そっちのベッドも・・・・・

チュンチュン

「あーっ 今日、観光できるかな~」

「うん、寝ちゃいそう」

「ハハハ」「フフフ」

朝食の時間前に2人で部屋の露天風呂へ、やっぱり・・・・・もう全部知り尽くしているからすぐに天国へ・・。

朝食を食べに行くため部屋を出て、食後にまだ時間があるからもう1回温泉に入ろう。でそれぞれお男湯、女湯に。2人は瓶のコーヒー牛乳を買って待ち合わせ、外の景色が一望できるロビーで、2人で腰に手を当てゴクゴクゴクとフーさっぱり「フフフ」「ハハハ」。

思わず写真、ホテルの人に頼んで2人浴衣を着て、空の牛乳瓶を持って写真を撮ってもらい満足して部屋にもどり、服を着て朝食、部屋で座椅子に座ると・・・そのままウトウト寝てしまった。

ふと目を覚ますとホテルの電話が鳴っていたのであわてて取ると、チェックアウトの時間、座ったまましっかり寝ている純を起こして慌てて支度をしてホテルを出るころにはもう13時になっていた。

帰りのロマンノカ―はずーっと2人爆睡、車掌さんに起こされて、あわてて降りて、電車で、純の家の前「すっごく楽しかった」

「うん、私も、楽しかった、また2人で行きたいな」

「うん」

「絶対だよ」

「うん、俺もまた純と行きたいから」

「約束」

「うん」

いつものようにキスしてバイクで家に帰ると、すごい眠気・・・そのまま夕食も食べずに朝まで眠ってしまった。

朝起きると、純から5件RINEが入っていたので、あわてて通話アプリで電話をする。

「もしもし純ごめん、昨日そのまま寝ちゃって今起きた」

「ううん、いいの そうかなって思ったから、いっぱい寝た?」

「うん、すっきり」

「・・・・・・・」

「今から、そっちに行っても良い」

「うん♡」

「じゃあ支度して朝ご飯食べて行くね」

「朝ご飯、こっちで食べない?」

「いいよ、じゃあ服着てすぐ行くね」

「うん、待ってる」

いつものように、純の家までバイクで、そしてそこから2人でデート




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