第81話卒業3/3
卒業3/3
卒業3
俺は、第1~第4希望の全て落ちたけど、4月から大学生になる。
4月入学式まで、2人でスーツを買いに行ったり、カバンや、通学時の洋服や色々買い物に行ったり準備で、毎日がデート。
実は、補欠が気になって、純の合格発表の次の日から、チョコチョコとスマホで見ていたら、入学手続きの案内が・・・・・・やった!補欠だけど・・・・・・期限が短いので、慌てて母親に言って、とりあえず入学金と学費を納付してもらい、何とか第1希望の大学に行ける。
何で武村が合格で、俺が補欠でハラハラなんだ?ってちょっと思ったけど、まあ結果オーライ。
ちゃんと納付され、入学できるのをWEB画面で確認し、それから純に報告、純が大喜び、高谷方式って皆で言って、その皆が成功して、本人が成功しないのはおかしい、だからこれでやっと皆の受験勉強が終わるんだよ。って。
純は俺の事となるとデレるけど、もともとしっかりしているから、こういう〆みたいな発言が出たんだと思う。
約1年前、公園で、2人で決心し、受験生として頑張った。それが報われた。
これで2人の関係も1歩すすめる。
でも、とりあえず今は、なんにも考えず、ただ純のことだけ考え、純のために行動する。
2人で1泊2日くらいの旅行に行こうか、悩んだけれど、準備する事が多くて、純が行きたいと強く言うのを、GWにどこか行こうと約束して、我慢してもらった。
田代さんと中野さんはRINEで無事希望の大学に合格した連絡がきていたので5人で合格祝い。
ファミレスではなく、何度か行った事があるカフェのマスターにお願いし一番奥のテーブルを借り切った3時間。
「合格おめでとう」ジュースで乾杯
「3人ともすごいね、高田大学と国立女子大学でしょ」
「でも、俺補欠」
「入れば同じだよ」と3人で慰めてくれる。
「でも田代さんも中野さんもゾフィーでしょ、すごいんじゃない?」と純
「まあ、一応2+1だから、うちの高校だと 結構いいかもね」中野さん。
「そうよ、私たち、あのままだったら絶対受からなかったと思う」 田代さん
「うん、先生達も他の友達もかなり驚いてたわね」
中野さん
「高谷方式様様だな」と4人
「・・・・・・俺、ゾフィーも落ちた」 ぼそぼそと俺。
「いいじゃない、高田大学に入れたんだから」3人が俺を慰めてくて、
「・・・・・・うん」 ぼそっ
5人が友達になった時の話、純の暴走告白、修学旅行、受験勉強、夏のプールなど色々思い出話に盛り上がり、田代さんと中野さんは彼氏を作る宣言、
俺と純は関係を1歩進める事。
武村は無言・・・・・・話が盛り上がっているうちにあっという間に3時間が過ぎ、時々皆で会おうと約束して別れた。
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