第22話 攻略する者
俺たちは17層目のダンジョンを攻略して18層目に来た。
18層についたときに商人のような人が。その商人は、「48層までワープまで…」そう言ってきた。けれど俺はすぐに断る。
ここまで苦労もして18層まで来たのに30層を一気に駆け上がる…
そんなことをしてしまったらここまでで、決めたもの、助けてくれた人、そのことを否定しているようで俺は嫌だ。この商人は俺たちに軽々と48層まで……って言えることなのか?
「お前は何者なんだ?」
俺はそう聞くと商人は少し笑って言う。
「いずれ分かるよ」
この商人はそのことを言ってどこかにワープしていった
あいつは俺たちと同じ攻略者なのか?けれど何で48層までワープをすることができるんだ……俺にもできることなのか?
そう思って俺はコマンドを使った。
「システムコマンド、マジックコマンドに、ワープを追加!」
そのときに頭の中で文字が浮ぶ。
<ワープを追加できますが1回来た場所のみとなります>
来た場所か…じゃああいつは1回48層まで来ていることになる、あいつの持っているワープ能力がおかしいのか?それとも強いのか?こんなことを考えるよりも攻略のほうがよさそうだな!
俺はみんなに声をかけ、すぐにダンジョン攻略に向かった。ダンジョンに行っているときに、俺たちと同じように攻略をしているパーティーが。俺たちはすぐに声をかけることに。
「すみません、あなたたちは攻略者ですか?」
そう聞いてみると。
「はい、ここからもダンジョンを攻略をしています」
ダンジョン攻略……
それにしてもここからも、っていったことに疑問を持っていた
俺は国王軍をすべて倒してしまった、まだいるかもしれないけれど……
それ以外にも攻略しようとする人はいるんだな……
そのとき、攻略者の前に敵が現れた
敵はなかなか強いゴブリンだった
このゴブリンの体力は30万、ゴブリンにしては強い…
大丈夫なのか?
俺たちは戦いを見ていた
「マジック、ヒョウド!」
魔法使いはここにもいるのか、
まあ、当たり前か。
「スキル、トリプルスラッシュ!」
あれ?レナとショウは確かダブルスラッシュだったよな…
上があったのか……でも威力は確実にこっちが上だけど…
攻略者はゴブリンを倒した、
その時間は20秒もなかっただろう、
俺は、これは俺たちのパーティーのほうが速いな…と思った。
「いやー、お疲れ様!君たちの戦いを見てなかなかチームワークがいいと思ったぞ!」
他の攻略者がいてもなかなか速いほうだと思う…
俺たちもチート能力がなかったら無理だろうなー
「上から目線ですね……」
こう言われたときに俺の心がなくなってしまった。
「あーー、あーーー、あーーーー!!」
思考能力もなくなった感じになってしまうくらい心に傷が……
みんなは俺に冷たい目線をしながら話を進めた。
「えーっと、私たちはテンセイシャが何をしたのかを聞き、そんなものは倒さないといけないんだ!
……そう思った人が集まって攻略に取り組んでいます!」
あの話か…
テンセイシャは嫌われ者になっているな……
仕方がないかもしれない、けれどやっぱり人を傷つける
そんなことはいけない、あの攻略者から聞いて改めて思い出したよ……
「ありがとう!これからもお互い頑張っていこうな!」
そういうとみんな揃って俺に向かって言った。
「上から目線!」
また俺は心をなくしてしまった。
あーあ辛いなー!こんなにしんどいんだー!
そう思いながら次の場所に向かった。
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