第104話ライブオン常識人組1
「1! 皆のママだよ神成シオン!」
「2! 清楚の擬人化心音淡雪(あわ)!」
「さ、3! 皆のお嫁さんこと柳瀬ちゃみ!」
「「「三人そろって、ライブオン常識人組!」」」
コメント
:は?
:は?
:は? ¥2000
:なんやこのメンツ……
:ブラウザバックしました
:低評価2回押しました
:現代日本において身分を偽装するのはまずいですよ!
:誰かこの人たちに鏡って物の存在を教えてあげて
:ツッコミ待ちかな?
:1・母性がヤベーやつ、2・存在がヤベーやつ、3・コミュ力がヤベーやつの間違い
:黒(歴史)の三連星
:常識人の意味を小学校に通って6年間かけて教わってこい
:1番と3番はまだギリギリ許してもいいかもしれん、ただし2番、てめーはダメだ
:あわちゃんだから大丈夫だと思ったのかな? 思考能力が鈍っているのかもしれない、ストゼロ飲む?
:出オチ
:清楚を擬人化する途中で異物混入起こってますよ
:もう伝説入り
さぁさぁ開幕早々愛ある罵詈雑言の嵐から始まりました今回はこの3人で放送していきますよ!
今回はちょっと意外なメンツが集まったんじゃないかな。
この企画の発端人はなんとあのコミュ障で有名なちゃみちゃん。誘われた私が一番びっくりしたのだが、おそらく勇気を出して誘ってくれたのだろう、ここで断る選択肢など私にはないのだよ!
「はいはいというわけで企画役のちゃみちゃんから今回も進行役を任されましたシオンママです! 最初に企画の説明をするね!」
「「お願いしまーす」」
「ええっとまず大前提として、ライブオンは変人だらけです」
「「そーだそーだ!!」」
コメント
:うんうん、君たちとかね
:こらこら、ノリツッコミは締めに自分でツッコまないと成立しないぞ?
:2番さんに至っては変人筆頭なんですが、目見えてます?
:ちゃみちゃまどうしたの……
:まさか……いや、そんなまさかな
「そんなわけで常識人である私たちは毎日のように彼女たちの相手をして疲れているわけですよ。今日はそんな苦労人たちによる傷の舐め合いになります……」
「「あーつかれたー」」
コメント
:あーつかれたー(棒)
:ここの台本考えたやつ天才だろ
:ほら、早く舐めたいのは傷だけじゃないけどねって言ってみ? ほら言ってみ?
:終始このテンションで行くのか……鋼のメンタルがうらやましい
:この場が一番ライブオンしてる
「まぁそんな感じで、最近四期生も入ってライブオンもカオスさに拍車がかかったと思わないかい二人とも?」
「そうですね、ライブオン人事担当者はAI搭載型ストゼロなんじゃないかと疑いましたよ」
「確かにみんなすごいわよね、私はまだコラボできてないけれど」
「え、そうなの?」
シオンママは少々びっくりした様子だ。
確かに私もコラボしてるの見た記憶ないなぁ。
元からちゃみちゃんがコラボ回数が少ない方というのはあるんだけど……
「個性派が多すぎて完全にビビってたわ」
「ふたを開けてみればいつものライブオンでしたからねぇ……」
「つい先日園長を組長に変えた張本人が何を言うか」
「あれはホラゲが悪い! 俺は悪くねぇ! 俺は悪くねぇ!」
「でもね、後輩があんなに頑張ってるのに先輩になった私がいつまでもこのままじゃだめだなとも思うの。実は今日二人を誘ったのもそんな経緯があるわ」
ほへー、なるほど、そういうことだったのか。
「今日は頑張って喋ってみるから、どうか温かく見守ってね」
「了解です。でも頭キマッてる=頑張ってるとか正しいとかじゃないですからね!」
「そうだよ! ライブオンに居るとただでさえ現実の常識が通用しないんだから、正常な感覚を忘れないでね!」
コメント
:と経験者は語る
:シオンママは自分が気づいてなかっただけで本質がもうライブオンだったからな
:ちゃみちゃん健気で好き
:なんだかんだちゃみちゃんasmrとかで根強い固定ファンいるイメージあるから十分すぎる程すごいんやけどな
:この前のボイス販売とかも話題になってたしな
:正統派なかわいい感じだから、ちょっとライブオンの中では異端児のイメージがあるんかな?
:周りが全員異端児だから正常に近い人が逆に異端児扱いなのほんと草
「まぁ前置きはこのぐらいにして、まぁぶっちゃけて言うとライブオンライバーのこんなところがやばい! みたいなのを井戸端会議みたく三人で話し合おうって感じだよー」
「一応事前にNGはないか皆にチャットで聞いたんですけど、「ライブオンにNGの二文字はない!」って皆に返されたので心配いらないと思います」
「むしろ世間的にNGなものを好んでやっている人ばかりだものね」
案の定お前らが言うなでコメント欄が埋め尽くされたが、気にした時点で羞恥がやってくるので心を強く持って企画を進めよう!
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