蒼穹の風 ~遥かなる山河に~

作者 三久間 優偉

忘れ得ぬ八月の、迫真の、そして切ない物語

  • ★★★ Excellent!!!

子供の頃、八月になるとテレビや新聞が戦争の話題でうめつくされていたことを思い出します。

最近ではその分量も少なくなってきましたが、この物語は初々しい夫婦の切ない想いと、迫真の戦闘描写で、ただの記録としてではなく、戦争というものがいかに人々の大切なものを奪っていったのかを静かに思い起こさせてくれます。

大切な人を心の底から大切に思うからこそ葛藤する和人の姿は、当時の日本では珍しいことではなかったのかもしれないと思うと、本当に切ない気持ちになりました。

未来に向けて進む若者たちへ、ぜひともこの八月に読んでみて欲しい一作です。

素晴らしい作品をありがとうございました。

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その他のおすすめレビュー

★★★ Excellent!!!

戦争を忘れてはならない。
そう痛烈に感じさせられました。

当時、私たちと同じように、大切な家族が、恋人が、配偶者がいて、その大切な人を護るために命をかけて戦っていた人がいることを忘れてはならない。… 続きを読む

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