第17話 晩ご飯はカレー。
本日の日程は全て終わり放課後の教室。
美希さんが俺に近づき『一緒に帰ろ』と言った。
俺は二つ返事をした。美希さんは嬉しそうに微笑む。周り生徒が見惚れている。俺は美希さんと教室を出た。
凛子さんは今日は部活。彼女は美希さんに『今日の夜遊びに行くね〜』と言った。俺に『遊んでもいい?』と尋ねる美希さん。『うん。いいよ』と俺が答えると二人は喜んでいた。
凛子さんと別れ、俺と美希さんが廊下を歩いているとまたまた生徒の視線。何かヒソヒソと言っている。
聞き耳を立てると『ちぃぃぃ。みんなの美希さんがぁぁ』とか『くそう。やっぱり一護が彼氏になったかぁぁ』とか『美希さんなら許せるるぅぅ』とか、ちょっとよく分からない事を言っている。
視線を浴びつつ校門まで来た。途中、風紀委員が現れるかと思ったけど何事も無かった。まぁ俺達だけに構っている暇は無いのだろう。
帰り道に美希さんから『晩ご飯何がいい?』と聞かれたので『辛くないカレー』と答えた。俺は辛い食べ物は苦手だ。
美希さんは『分かった〜』と言った。彼女は料理が上手い。夏休みにリクエストした食事は全て作った。
『美希さんはなぜ何でも作れるの?』と聞いた事がある。暇な時に図書館で料理の本を見たり借りたりしていたと言っていた。
帰り道でディスカウントストアに寄り晩ご飯の買い物。そして家に帰宅。
美希さんはメイド服に着替え、台所で調理開始。かあちゃんは仕事中。
『何か手伝う事ある?』と聞くと『大丈夫だよ〜』と美希さん。
なので台所の椅子に座り美希さんを観察。料理を作っている美希さんは可愛い。後ろ姿だけど。
振り返り俺を見る美希さん。『私を見て楽しいの?』と聞かれた。『美希さんを見ているだけで幸せ』と答えた。
『えへへ。嬉しいな』と言って美希さんは料理を再開した。
晩ご飯のカレーが出来上がると、かあちゃんの仕事が終わるまで二人で雑談。
そしてかあちゃんの仕事が終わり三人で晩ご飯。美希さんの作ったカレーは超美味しい。おかわりして三杯も食べてしまった。
食事が終わると、かあちゃんは風呂へ。俺は後片付けを手伝う。二人だとあっという間に終わった。
しばらくして、かあちゃんが風呂からあがって台所へ来た。入れ替わりで俺が風呂へ。
風呂からあがると、かあちゃんは酔っ払っていた。美希さんが相手をしている。入れ替わりでかあちゃんの相手を俺がして美希さんは風呂へ——。
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