第461話 京都への修学旅行

これは、京都へ修学旅行に行った時の話です




1日目のお寺巡りが終わり、ホテルへ行った時の事




夜に夢を見ました。フェリーの上から、バスガイドさんに手を振っている夢




ただ、その夢の中では自分だけが動いていて、周りのクラスメイトはまるで俺が見えていないかのように振舞っています




女子に触れたり、一人だけ部屋へ戻って見たりしても、誰も気が付きません




そこで目が覚めました。しかし、その場所はなんとフェリーの中でした




俺は確かに、ホテルで寝たはずなのに……




俺は寝ぼけた頭で考えていると、先生が顔を出しました




「寝ているところ悪いな、ちょっときてくれ」




先生に呼び出されました。俺の他に3人ほどいて、夜にこっそりとホテルを抜け出したと怒られました




俺はホテルで寝てからフェリーで目覚めるまでの記憶はありません




いや、記憶には無いけど、フェリーに乗った夢は見ました。しかし、それは夢であって現実では無いはずです。もし、現実ならば俺が触れた女子は、気が付くはずです




あんなにはっきりと触ったのですから




しかし、京都で撮ったはずの写真も、お寺でかったお守りも、何もかもありません




俺は一体、修学旅行の間何をしていたのでしょう

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る