さぁ、やってみよう!再#3
「紗綾のさぁ、やってみよう!」
今回は一足早いお正月企画!? さぁ、やってみよう! 今週もスタートです。
【この番組はサウザンドベースと喫茶ロトルの提供でお送りします】
「さて、今回も始まりました。『紗綾のさぁ、やってみよう!』この番組は私、関川紗綾が出されたお題に即興でチャレンジするとてもデンジャーな番組です」
【紗綾さんは今回どんなデンジャーなチャレンジを見せてくれるのでしょう?】
「今回のお題はこちら! 一人羽根つき~」
【最近高校生を中心にとある動画が流行の兆しを見せ始めています。とあるテニス部員が羽子板を使って壁打ちを行うその動画は投稿から僅か数時間で10万ものいいね! のついたその動画を紗綾さんにも見てもらいましょう】
「わぁ~ 凄いですね……これをやればいいんですね!」
【物分かりが早くて助かります】
「さぁ、やってみよう!」
***
【という事で、明才高等学校体育館に特設セットをご用意しました】
「それじゃあ、早速やってみましょう!」
【羽根つきは人生初体験だという紗綾さん……果たして上手く出来るでしょうか?】
数時間後。
【まさかの『さぁ、やってみよう!』初めての一時間越えのロケとなっているようですが……】
「聞いていた以上に難しっ!」
【では、ここでこの数時間をダイジェストで見てみましょう】
「ていっ! ほわっ!?」
「ちょわ~ ぎゃふっ!」
「とぉ~っ!」
【何となく察してはいましたけど、もしかして、紗綾さんって……】
「運動得意ではないですよ~」
【申し訳なさそうにそう告げる紗綾さんですが、この後遂に奇跡が!?】
撮影開始から4時間。
「はいっ! そいっ! といっ! やぁっ! せいやぁ~ たぁ~っ!」
【4時間もの撮影で流石に身体が動きを覚えたのか、紗綾さんは跳ね返ってきた羽をリズミカルに打ち返していました】
「ぴゃあっ! あ~あ、折角上手く出来ていたのに」
【納得できていないようでしたが、羽根つき初体験にしてはよく出来ていたと思いますよ】
「スタッフの皆さんもこんな時間までお付き合いありがとうございます」
スタッフと撮影を見学していた運動部の生徒から紗綾さんに大きな拍手が送られました。
***
「さぁ、今回は(撮影スタッフの方には)長時間に渡ってお付き合い頂きました『さぁ、やってみよう!』もそろそろ終別れのお時間になってしまいました」
【紗綾さん、人生初の羽根つきはいかがでしたか?】
「次は二人でやりたいと強く感じました!」
【心からの叫びをありがとうございます】
「これって、生徒会のユズリンちゃんが出来そうじゃない?」
【ご存じない方に説明すると、生徒会のユズリンこと早川柚鈴さんは運動神経抜群の女子生徒です】
「おまけのコーナーはユズリンちゃんが『さぁ、やってみよう!』」
この後は、柚鈴さんの『さぁ、やってみよう!』です。
***
おまけのコーナー
「生徒会会計、早川柚鈴です! 一人羽根つきいざ、参る!」
【紗綾さんの無茶ぶりで行うことになった柚鈴さんの一人羽根つき。柚鈴さんから二つ返事で許可を頂いたことで実現いたしました】
「ふぅ~! はぁっ!」
【羽子板の上で羽を数度バウンドさせた柚鈴さんは呼吸を整え、壁打ちを開始しました。羽子板は紗綾さんの時とは異なりビュンッ! という音を出して空を切り、羽は壁に当たる度に壁に小さなへこみを作り出しました】
一時間後。
【一時間が経過しても柚鈴さんの呼吸が乱れる事は無く、羽が地面に落ちる事はありませんでした。終わりが見えずスタッフがそろそろ止めようかと思ったその瞬間、突如として終わりを迎えました】
バンッ!
【射撃音のような音はもう何百、何千と打ち続けられた羽から鳴りました】
「羽が破裂しちゃったので終わります!」
【今回の締めは紗綾さんに代わって柚鈴さんお願い出来ますか?】
「良いの?! 一度やってみたかったんだぁ! 次回も~『さぁ、やってみよう!』」
【この番組はサウザンドベースと喫茶ロトルの提供でお送りしました】
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