詩人がいた
詩人がいた
そいつが詩を書いていた
雑誌にね
勿論ただの雑誌ではない
ただの雑誌に詩が載っているわけがない
もしそうだとしたら異常だよ
詩の雑誌だ
そういうものがあるのだこの世界には
一体、誰が読んでいるのか?
詩人だ
詩人が詩を読むのだ
それ以外には誰一人として読んでいない
そう断言しても良いだろう
何しろ詩人ってやつは甘やかすとつけ上がる
自分たちがこの星で酸素を吸っていても良い存在だと勘違いし出す
めっ
詩の雑誌がある
きみが本屋でその雑誌を見かけることはない
奇跡的に見かけることはあったとしても手に取るなんてことはまず無い
おれには断言、出来る
人生は永遠ではない
限られた時間を有効に使用しなくてはならないのだ
詩の雑誌なんて読むくらいなら手淫でもしていた方がよっぽど有意義だと言える
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