しぼんだ
おれの大切なものが
しぼんだ
しゅるしゅると
小さくなっていった
最初は体育館ぐらいの大きさだったが
今では掌に収まってしまった
なんつーかさあ
虚しいものだね人生なんて
粉々に砕け散って
跡形もなく消滅してしまえば
少しは泣けるのかもしれないが
おれの大切なものは
しぼんだのだ
正直、もう直視していたくはない
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